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PC用では無いですが「自分の」というキーボードはこれが2枚目。最初に酷使したキーボードは後期型ドリキャスキーボ(HKT4000)。これは初代ドリキャスキーボード。
発売は1998/11/27定価4500円。俺は中古で500円くらいで購入。
ドリキャスがもう「終わってた」時に買ってます。ドリキャスについてはそのうち書くとおもうのでそこらへんの話は割愛。
見たこと触ったことあるって人も多いと思うのよねこれ。
昔にゲームセンターにあったタイピングオブザデットのキーボードはこれだったんで。そういう意味で耐久性は折り紙つき。子供とかバンバン叩くようなところで使われていたので。
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ドリキャス用なんで販売元はセガなんですが裏に貼ってあるシールみるとFKB8740-501の文字。キーボードマニアなら分かるようにFKBというのは富士通高見沢コンポーネント製のもの。富士通からOEM供給されセガがドリームキャスト用にしたもの。今では入手困難ですがFKB8740-501というPC用キーボードも販売していたようです。
ずっとセガが作ったキーボードなんだと思ってました。今考えればキーボードなんてすぐに作れるものじゃないしね。
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裏面。コードの逃がしが真ん中左右にあるのがよい。
低価格キーボードレビューしてましたがそれと違いネジの本数は少ない。
見えるところは3本だけ。あとは小さいくぼみが見えてますがつめでくっついてます。こういう構造は分解しづらくて分解癖がある俺としてはつらい構造。
ただしネジで剛性を保たなくてもいい構造ということでちゃんとした作りの証明でもあります。
ドリキャス用としても4500円。PC用のものも5000円くらいだったそうで今考えればけっこう高級キーボード。それくらいしっかり作ってないとね。
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横からみると見事に反り返ってます。ステップカルチャーにするために根本から反りましたという。こういう風に全体を反らせるほうが作る手間がかかりコストもかかる。けど反らせることででかくなるという欠点も。
タイピングゲームしかしてなかったのでファンクションキーなどつかわなかったので反ってなくてもよかったんですけど。
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ドリキャス用なんでWindowsボタンなどがなく変わりにS1などのボタンが。このボタン使ったことがなく。どんな機能だったのかもわかりません。
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キーですが、引き抜き工具で外すとキートップだけが外れます。
ここらへんもちょっと高いキーボードということでキーが2重構造になってるってこと。こうなってるほうが掃除の時にいろいろ壊さないですみそうなんでいいのかも。
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でスライダーも外すとラバードームが。
書いてなかったですがこれもメンブレン式のキーボード。
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これがスライダー。メンブレンだと真ん中だけってのが多いですがこれは三本足。
真ん中でスイッチ押すはずですが横の二本のほうが若干長い。この独特のスライダー構造により富士通ならでわの、クセがないフニャフニャで疲れないといわれるキータッチに。
こういう凝った構造をみると富士通のキーボードを今でも好きな人がいるのがわかるかな。
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そして見ての通りのドリキャス端子。今でもドリキャス用コントローラからPCへの変換コンバーターは売ってます。けどキーボードはだめだと思われます。
思うだけでまだ試してなくそういうことしてますっていうのもみつけられなかっただけかもしれないです。そのうち実験はしてみます。

これを使ってのファーストインプレッションは打ち辛いでした。この前に使ってたキーボード(後期型ドリキャスキーボHKT4000)に慣れちゃってたのが一番の問題だったんですけど今となれば深くもないストロークなんですがものすごく深くそれに重く感じた。
そして今さわってみるとよい作りのキーボードだなと。富士通独特のクセのないキータッチ。うちおわりでもメンブレン独特のグニャリとしたタッチもない。そして強くうったとしてもよい底つき感。音もうるさくない。で後期型から乗り変えたときにこれのほうが正確性があがったのよね。今思えばそういううちやすさというのがあったからなのかなと。
同じ富士通製のリベルタッチを今つかってるわけですけどこれも俺には全然アリ。

PCで使えないので買う人もいないでしょうが売ってれば投売り価格です。通販でも100円とかで今でも売ってます。絶対送料が高く感じるので買いたくない。
気になってPCで使いたいって人はFKB8740-501かテンキーがついてるFKB321なんてものを探して使うしかない。探してほいほいでてくる代物でもないですけど。
これでブラインドタッチ覚えたので思い出のキーボードではありますってことです。
2010/5