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「ブツ撮り」小規模な静物撮影の商業写真・映像業界における俗称。(ウィキペディアより)
こういうブツ撮りなんては昔はプロしかやらなかったわけですがネット時代になり買ったもののレビュー用の写真であったりオークション用であったり今はフィギュアブームもありそういうものを撮ったりとかなり身近なものになりました。しかし初心者には敷居が高いのも事実。
そんなことでなんだかんだけっこうレビュー記事あげてましてブツ撮りもそれなりにやってますので俺のやり方ってのを書いてみようかなと。
まぁ俺流なんでかなり変かもですが。
この上の写真は前から撮りたかったフラッシュがついた状態のカメラのブツ撮り。ものすごい時間かかっちまいました。コツはつかめたので個人的によかったなと。これはまた別の機会に書こうかと思います。
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今回のモデルさんはレッドバロンでバイク買う時にもらったバイクのフィギュア?置物?一応MOTO GUZZI 850 Le Mansだそうです。
フィギュア撮りも流行ってるのでなんかフィギュアっぽいものがいいだろうとこんなものに。けどちょと難易度が高い被写体であとで後悔。

上の写真はオークションやブログなんかでよく見る撮り方ですね。畳がボロすぎますが、適当に床に置いてフラッシュ使ってナナメ上から撮るってことです。
俺はこんな写真好きですけど。生活感が見えて。
しかしブツ撮りとしてはやっぱりダメなのかな。フラッシュ撮影特有の余分な影がでてますし、反射がある被写体で、いろいろと余分なものが移りこんでます。そして畳はやっぱりねーだろうとw
商品を正確に見せたいのならば生活感はいらない。見せたいものがあるのならば余分なものを削除する努力も写真には大事。
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ブツ撮りはライティングとセッティングがすべてなんて言われてます。ということでまずはセッティング。お金があれば撮影ブースはいろいろと売ってるのでそれ買えばいいのですが、調べればわかりますがそれなりに高い。そしてでかい。毎日撮るならいいけど俺でもたまになわけであれは無駄だなと。
ででかい画用紙みたいなのかったり板みたいなのかったり布かってみたりといろいろやってきて今はこんな風に。
グレーのまだらの布が見えますがフェルトです。100円ショップに売ってるものです。紙と布でもよかったんだけどシワがつくのよね置いておくと。でこのフェルトだと丸めておいてもたたんでおいてもしわになりづらい。であとは壁にというか俺はタンスというかクローゼットにテープで貼り、部屋にある雑誌やら箱やらで台をつくりそこにフェルト敷いて撮影ブースのできあがり。かかった費用は200円でした。
まぁフェルトじゃなくても布でもなんでもいいわけでいろいろと自分に合うものを見つけてください。ただし単色のものを。柄とかはけっこう大変です。それと色は最初ならグレーあたりがやりやすい。黒や白でもいいが意外に大変な場合も多いです。

でライティングなわけですがこれもお金があればそういう専用のものを買えばいいわけですが高いしでかいw
まぁということで前に紹介したLEDライトセーバーを使います。なんだかんだとライトセーバーはブツ撮りには優秀なライティング機材です。
さてカメラは?となるのですがブツ撮りだけというならなんでもいいのよななぁ。
ただしLEDライトセーバーを使うにはシャッタースピードが自由に変えられるものが楽。
あとは三脚かな。最低限、楽に撮りたいならこれだけはあったほうがいいということでこればこるほど機材なんてなんでもかんでもあればいいわけです。そこはご自分のサイフとご相談ください。
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まずフラッシュ無し、ライトセーバーも無しの部屋の蛍光灯だけでの撮影。

D40+TAMRON SP AF90mm
絞り優先AE F9.0 SS1秒 ISO200 露出補正-0.7EV WBAUTO
ViewNXにてDライティングHS弱 ピクチャーコントロールニュートラルで現像してリサイズ。

おもったよりよく撮れました。これでもいいんですけど、写り込みが気になりますね。微妙に俺写ってますし汚い部屋も写りまくってます。
あとはタイヤ部分などの影の部分が暗い。Dライティングがけっこう優秀でうまく補正してくれましたがそれでもちょっとねというところ。
しかしブログに載せる程度ならこれでも十分なクオリティとも言えます。
セッティングと三脚の大事さってのはわかっていただけるかと。
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次はカメラ内蔵のフラッシュを使ってみました。

D40+TAMRON SP AF90mm
絞り優先AE F9.0 SS1/60秒 ISO200 露出補正-0.7EV WBAUTO フラッシュAUTO
ViewNXにてDライティングHS弱 ピクチャーコントロールニュートラルで現像してリサイズ。

これも意外と悪くは無いななんて。ただしフラッシュ撮影独特のいやな反射というものが見られます。
それとタイヤのところにフラッシュが反射してフェルト部分が光ってますし後ろに影が濃くでてしまいました。
それと影となってしまった部分のディテールがよくわからなく。ただしこれでも何を撮ったかはわかるのでいいんですけどねブログなら。
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そしてLEDライトセーバー使用。

D40+TAMRON SP AF90mm
マニュアル F9.0 SS25秒 ISO200 露出補正-0.7EV WBAUTO
ViewNXにて+1.3EV DライティングHS弱 ピクチャーコントロールニュートラルで現像してリサイズ。

正直いって個人的に満足してない作例に。本当被写体選びに失敗したとここで後悔することに。反射する被写体でここまで凹凸があるとすごい大変。何度も撮り直してこんなことに。
しかし一番いいとは言えるかな。均一に被写体に光は当たってますしエンジンの細かいところまで見やすくなったと思います。ノーフラッシュのとそんなに変わらないとも言えますが、写り込みが無いので被写体の正確な色というのを伝えることは出来たと思います。
まぁ影けせてなかったりハンドル周りあたりがしっかり照らせてないのよね。俺のライトセーバー使いが下手なのがすべての原因。もっと修業せねば。フォースの力を借りないと。

そういえば注意点を一つ書き忘れましたが、シャッターはリモコンかケーブルレリーズで。三脚を使うときの基本ですが押すときにぶれる確率高いですので。無い場合はセルフタイマーの2秒とかそういうやつで。
あと長時間シャッターを開ける場合はシャッターおしたらそこらへん歩いたりしないでじっとしてましょう。部屋だと特に歩いた振動でブレます。

さて俺の腕の無さを見せつける記事になってしまいましたが大体のコツというのはわかっていただけたかなと。
セッティングとライティング。とくにライティングによってかなり変わるということだけでも分かっていただければ幸いです。
個人的にブツ撮りというのは一番写真の知識が必要な撮影だと思っています。光の方向、被写体の向き、背景。すべてが自分の思うがままにセッティングができます。それだけに知識がないとそれをうまくセットすることはできない。
そういうことが自分で生み出せるようになると自然環境においても自然と自分の撮りたいような環境が見つけやすくカメラセッティングやレンズ選びなどもすぐできるってことです。

カメラがうまくなりたい。写真の勉強をしたいなんていう人はけっこういますがそういう人はブツ撮りいっぱいやるなんてことが一番の近道なのかもしれません。ここに書いたことがすべてじゃないとはわかっていると思いますが自分のやりかたをいろんなものをみて考えだしてください。そうしているうちに知識はかってに身につきますので。
そしてはまると時間忘れてできますのでいい暇つぶしにはなりますよ。

2010/9