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フィギュアも手に入ったのでこんなものも書きましょう。
基本的にやることはブツ撮りのコツで書いたのとほとんど同じなのだがフィギュアならでわというものもあるのでそんなことも。あとはお金かけずにできるだけ手軽に。そしてできるだけ難しいこといわないようにしているつもり。
最初の写真はよくみかけるようなフィギュア撮り。

撮影モードAUTO シャッタースピード : 1/30秒 レンズ絞り値 : F3.2
ISO感度 : 800 焦点距離約50mm(35mm換算)

カメラはPowerShotS95。ライトは部屋の蛍光灯のみ。さーて何がいけないのかしらね。「撮ってる人がきもい」は言っちゃだめです。直せません。
と書き忘れましたがすべてフラッシュは使っていません。フラッシュを使用するのは今回は無しという方向でお願いします。
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まずは撮る位置。フィギュアと同じ目線になるようにセッティング。これはフィギュアだけでなく花でも人間でもなんでもですが被写体のありのままで一番いいところを撮りたければ目線を同じ高さにするのは大事なこと。
とくにフィギュアの場合真正面から同じ高さからみたスタイルが一番キレイに見えるようにつくっているわけで。
その位置で撮るだけでかなり写真はかわります。
さて次ぎはなんでしょうかね。光が真上からの蛍光灯のみなので完全に顔が影になってくらくなってしまいました。ちゃんと顔を写すためにこういう風に撮ったのに。ということでこれを改善。
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左がフィギュア前方にただのA4の白いコピー用紙を置いたもの。右が鏡で光を反射させ顔にあてたもの。
いわゆるの「レフ板」を使ってみたということです。一回はテレビなどで見たことあると思いますが写真やテレビの撮影で銀色のでかい丸いのとか持ってる人いますよね?その銀色なのがレフ板。レフ板の効果は外での光は上から太陽だけそうすると人間の顔はどうしても暗く影になって写る。で光を反射させ顔にあててキレイに見せるというもの。
フィギュアは大体が人型。人間を撮るときと同じようにレフ板の効果もあるってことです。
左は効果薄いですけど白い紙を前におくだけでもこれだけの効果はあります。そしてただの鏡でもこれだけの効果が。たたし顔にしっかりレフ板の効果をつけようとすると1人での撮影で手持ち撮影だとカメラ片手でもってみたいなことになって大変。レフを手持ちでというなら三脚の使用をおすすめします。
といってレフ使う撮影方法はやらないのですが光の当て方というので見え方がかなり違うということをわかってほしかったという説明です。
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つづいては撮影ブース。「写真は引き算」という話を前にしたのですがフィギュアだけみせたければほかの要素はできるだけ排除。背景の整理ということです。フィギュアだけに目をむけさせたければ背景に余分なものはいらない。そういう意味で簡単なブースは作りましょう。
と今回はA4コピー用紙だけで作りました。ちょっとした箱にテープでコピー用紙をくっつけてだらんとさせて終了。で前には軽いレフ効果をねらって一枚コピー用紙を置いてます。このねんどろいどサイズ大体10センチくらいのフィギュアだとこんなので十分な撮影ブースとなります。
そして撮影場所を蛍光灯真下から部屋の隅に。部屋の明かりの種類によりますが蛍光灯の光がナナメに当たるようするとそれなりに顔が暗くなるのは防げます。
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S95は35mm換算28mm〜105mmのズームができます。ということで左がワイド端28mm、右が望遠端105mmで撮ったもの。かなーり違うでしょ。基本的にブツ撮りにかぎらず被写体の正確な形をみせたければ長い焦点距離で。なんで?ってそういものってことを覚えておけばいいのよw
そしてもっと問題が背景。広角だと左のように余分なものが写っちゃう。ということでズームできる機種ならちょっと望遠側を使ってみてください。300とか600mmとかあるコンデジもありますがほどよい距離を自分できめてみてください。
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ここから撮影モードをPにしてます。この前まではAUTOです。
でISOの話に。ISO感度の話は前に書いたのですがISOが高いと画像は基本的に汚くなる。室内で蛍光灯のみでオートでISOオート設定だとテブレをおさえるためにシャッタースピードを上げるのでISOは高くなる。ここまでの写真はオートで適当に撮ってまして大体ISO800です。S95の高感度はコンデジではキレイですしこのサイズだと目立たないがちょっとつらい画像なのも事実。この上の画像は左が最低感度のISO80右が最高感度のISO3200。高感度のいい機種でもけっこう差があるでしょ。マシといえばマシだが3200のほうはカラーノイズがでて色がまだらにそしてディティールがつぶれて立体感がなくなってしまっています。
「撮影のコツ」というのを知りたい人はすこしでもキレイに撮りたいと思っているはずということでできれば最低感度で撮るというのは考えてみてください。
しかし感度が低くなると室内で蛍光灯だけでは手持ち撮影がきびしい状況に。三脚買ってくれとは言いたくなかったのだがすこしでもキレイにと思うのならば買ってください。コンデジを使用するなら1000円くらいのテーブル三脚でいいので。
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コピー用紙を背景につかったのですがブツ撮りのコツで書いているのですが真っ白な背景というのはちょっとめんどくさいことになる場合が多い。
左がカメラが計算した露出のまま。右が露出補正で+1.3EVの露出補正をしたもの。カメラというものは白いものを灰色に撮るというかそういう露出の計算をします。そしてこういうほとんどが白い写真だとどうしても暗く写してしまう。それを防ぐために白が多いなら+の露出補正というのが昔からある撮影方法。逆に黒ばっかりだとマイナス補正することに。そこは置いておいて白い背景を使う場合はこういうことになるということは覚えておいてください。で画像みてなんかくらいとおもったら露出補正を。そしてこうなりたくない場合は背景はよく市販のブースにあるような水色とか俺がよく使っている灰色なんてのが楽でいいです。
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そして大事なのがホワイトバランス。S95はオートWBが優秀なのでいじってないのですが機種によって蛍光灯だけだと青くうつったりします。なんか色が変だとおもったらホワイトバランスの設定を。大体のが蛍光灯っていうホワイトバランスがありますのでそれに。色がすっきりしないなぁっていつも思う人はこれを変えるだけでかなりかわります。
と機種によっては撮影モードがAUTOだと露出補正やホワイトバランスが変えられないものもあります。そういうときはPモードを使ってください。
難しそうと思うかもしれませんが慣れると自分で思い通りにできるので楽ですよ。すこしでもキレイにと思うならやってみてください。
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ということで完成品。
カメラCanon PowerShot S95
(撮影モード) プログラムAE (シャッター速度) 0.6秒 (絞り数値) F4.9
(測光方式 )評価測光 (露出補正 )+1 1/3 I(SO感度)80
(ホワイトバランス) オート(焦点距離)105mm【35mm換算】(ファイル形式)RAW 三脚使用。
RAWで撮ってますが補正なしでストレート現像でJPEGにしてます。
個人的にはちょっと物足りいがフィギュアそのままの色は再現できたかな。とこんなくらいのことでこれくらい撮れます。
そしてもうチョット完成度を高めるために補正を。
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DPPでRAW現像時に色を濃くしてシャープネスをあげレンズ収差補正。でJPEGに現像リサイズ。三脚使用。

補正といってもちょっとです。かなり明るくなりましたが露出はいじっておらずレンズ補正でここまでに。ちょとやりすぎ補正かなとも思うがネット用途ならこれでいいかなと。ということで適当な補正もやればここまでにはなります。
ここまで撮れるいわれてもカメラが高いから〜といわれそうだが3万のコンデジなわけで今のコンデジならこれくらいは撮れますよどれでも。
これくらいは特別なことをしないでも撮れ敷居はおもったより低いとおもっていただければ書いてる人はありがたい。
フィギュア撮りで大事なポイントは上に書いたとおりですがブログなどみるとフィギュアの目線にってのと望遠で撮るってのがやれてないことが多いのでそれだけでも実戦してみてください。そのくらいでもかなりかわり写真がうまいように見えます。
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そしてもっと最終形態ですがいつもの灰色まだらのフェルト背景でこれもいつものLEDライトセーバーを使って撮影してRAW現像時にシャープネスと色と露出をいじりこんな風に。
一個上の写真ではいろいろと被写体に出ていた影がなくなり見やすくなりました。しかしやりすぎ補正で完全に別のフィギュアにみえます。そしてライトセーバーの振り方ミスって足元から影がへんな風にでて微妙な写真ですがこんなくらいは撮れ、一番上の写真と同じカメラなのにこれだけ違うものが撮れるということ。
ちなみに同じセッティングで一眼とマクロレンズで撮ったものがこちら
差がないといえばないしあるといえばある。これは個人の捕らえ方次第ということでくわしくいろいろ書かないです。ちなみにこの一眼とレンズで今なら中古で4万くらい。
そしてこれだけ褒めるとLEDライトセーバーの回し者かと思われそうだがってどこから回されるのかわからないが、これ以上のお手軽でお金かからずキレイに取れるライティング機材は無いと思ってます。
ワンステップ進みたくて撮影ブース買おうかなとか撮影用のライト買おうかなとか思ってる人はまずLEDライトセーバーためしてみてね。

ということで長々書いてきましたがこのくらいのことでキレイに撮るってことはできます。フィギュアはめでてるだけでも楽しいですがキレイに写真を撮ってあげることでよりいっそう楽しめたり。
そういう新しい楽しみの発見のお手伝いにこの記事がなれば幸いです。

2011/3