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一眼レフカメラの一番大事なところといってもいい光学ファインダー。
覗いたことある人はわかると思いますがカメラによって被写体が見える大きさって違いますよね。
でそのファインダーの見え方に大きく影響する数値がファインダー倍率と視野率。視野率は今はおいておいて倍率のほうだけを。
フィルムカメラの時はまだわかりやすかったのですがデジタルとなりここの定義がかなりややこしいことになりました。そんな話です。
画像1
上の画像の左がニコンD90。右がニコンD40のファインダーです。コンデジで同じ焦点距離でファインダーにカメラくっつけて撮った写真。
レンズは同じで同じ位置からカメラだけ変えたファインダーの見え方の比較です。完全に正確ではないですが大体こんなものってことで。
ニコンD90 約0.94倍
ニコンD40 約0.80倍
(50mmf1.4レンズ使用)
というスペックです。
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分かりやすく画像をレイヤーで重ねてわかりやすい色に。水色の内側の枠がD40で外枠がD90。
かなり大きさ違いますね。1.2倍くらい倍率違うわけでこんなもんさ。
どこのメーカーのAPC-C一眼の入門機といわれる低価格機は倍率は大体0.80倍前後。そしてミドルクラスからプロ用となると約0.94倍くらい。
ファインダー大きくするってけっこう大変なんですよ。デジタルになった今もここはアナログなところなもんで。撮像素子はプロ機から低価格機まで同じてことも多くなりましたがこのファインダーの違いというのが価格差だったりします。

ニコンD3X 約0.70倍(フルサイズ)
ニコンD300S 約0.94倍(APS-C)
オリンパスE-5 約1.15倍(フォーサーズ)
50mmレンズ使用時

視野率100%のプロ機といわれる機種のファインダー倍率です。カッコ内は撮像素子の形式。
倍率が大きいほどファインダーは大きいってことを書きました。ではこの3機種のファインダーの大きさはE-5>D300S>D3Xと数字だけみればなりますよね。しかし実際にファインダーをのぞいて大きくみえる順番はD3X>D300S>E-5なんです。これがデジタルになってからのややこしいところ。
撮像素子の大きさ比較ってのを前に書いたんですが昔はほとんどフルサイズといわれる35mmフィルムサイズしかなかった。けど今はものすごいいっぱい。一眼レフだと大きく三種類ってわけでは無く。APS-Cの中でもものすごい細かく実際はサイズが違っていたりします。
そういうことでこの倍率表示は同じレンズ、50mmレンズをつかっての撮像素子との比較の倍率。
35mm換算って聞いたことあると思いますがAPS-Cなら約1.5倍。フォーサーズなら約2倍をレンズ焦点距離にかけるってことになってます。
50mmレンズで倍率を計測しているとなっているが実際は75mmレンズか100mmレンズで計測しているということに。
同じピントで同じ場所から撮影したとして焦点距離の長いレンズのほうが被写体が大きく見えるわけで撮像素子が小さいほうが倍率が大きくなりやすい。
ということでこの倍率をAPS-Cなら大体1.5でフォーサーズなら2で割るとファインダー倍率が分かりやすくなる。

オリンパスE-5 約1.15倍÷2=約0.575倍
ニコンD300S 約0.94倍÷1.5=約0.63倍
ニコンD3X 約0.70倍

D3はフルサイズなんで割りません。これで分かりやすくなりましたね。
ファインダー倍率に限らずですがいろんなフォーマットがあり誰にでもわかりやすい統一されたスペック表示というのをなんとかしてもらいたいものです。
さてなんで0.7倍とか中途半端なの?とか思うかもですがあんまり大きくても今度は見えづらくなってしまう。そしてペンタ部いわゆる頭の部分が巨大にそしてもっと高価に。そういういろいろなバランスを考慮したうえでこんな感じのファイダー倍率が主流となってます。
知ってなくてもいいんですがデジカメ豆知識てことで覚えておくとたまにいいこともありますよ。
2011/4