ジオラマ風写真についてはS95のレビューの中でちょっと触れましたが(http://momomhf.doorblog.jp/archives/1192381.html)そういう撮影、画像加工はカメラについてないとできないわけではなくフォトショなどの画像編集ソフトでできます。めんどくさいのもありますしだれしも持ってないのでそういうフリーソフトないのかよって話に。でそんな加工が簡単にできるのがこのTiltShift Generator。
窓の杜TiltShift Generatorのページ http://www.forest.impress.co.jp/lib/pic/piccam/paintptclr/tiltshiftgen.html
もともとジオラマ風撮影ってのはチルトやシフトできるレンズを使っての遊びともいえる撮影方法。
ということで名前通り、チルトやシフトした状態をソフトによって再現するってこと。なもんでジオラマ風にも加工できるってわけです。チルト?シフト?って人はぐぐってね。
ダウンロードは窓の杜からできますがAdobe AIRが入ってないと解凍できませんので入ってない人はいれてください。Adobe AIRもさっきのページからダウンロードできます。
インストールして起動させると一番上のような画像に。でそこに加工したい画像をドラックドロップか左下のOPENでファイルを選ぶ。で画像が大きいと上のような注意が。長辺が1600px以上だと重いよみたいなことが書いてあるとおもう。そんなことで1600px以下にしたほうがいいんじゃないかな。
調整できることの説明。上から順に。まずBLUR。ぼかしの調整の項目ってこと。
まずRADIALかLINEARのどちらかを選びます。RADIALなら円がでてきて、LINEARなら二つの線がでてきます。線の間。円の中はぼかさないってこと。でそのぼかさない中心はクリックすることにより移動します。
でCENTER RADIUSのバーを右にうごかすことにより円の半径が大きくなり2本の線の間がひろがります。
画像の上の白い丸のところをドラッグすることにより調整もできます。
2本線のは縦にも横にもナナメにもできます。これもマウスで白い玉ドラッグでやれます。
次はSTRENGTH。黄色のところです。BLURのSTRENGTHてことでボカシの強さを決めます。右にバーをもってくるほどボケます。
COLORの項目へ。まずはSATURATION。彩度の調整とおもっていいかと。右にいくほど彩度が高くど派手に。左にもっていくほど色がなくなり最終的に白黒に。
次はCONTRAST。そのままコントラストの調整です。パラメータ左でコントラストが低くなり軟調になります。ボヤボヤってなるってことね。で右ならコントラストが高くなりどんどんクッキリとメリハリがつきます。
次はBRIGHTNESS。明るさ調整。まぁそのままですね。左なら暗く右なら明るく。
VIGNETTINGの項目へ。でSTRENGTHを右に持っていくほど回りが暗くなる。いわゆる周辺減光っていう四隅から暗くなるような画像効果がつけれます。一番左なら効果なしに。
でJPEG QUALITYは保存する画質でSAVEを押すことによって加工したものを保存できます。これらを組み合わせていろいろと好きな感じに画像を加工するってこと。ジオラマ風だけじゃなく周辺減光とかできるのでトイカメラ風ってこともできます。それをあわせることもできるということ。そういうものにしなくてもちょっとした補正もできるってことでもあります。
この上の写真はS95でジオラマ風撮影したもの。あんまりよくない作例ですがそれなりにミニチュアチックに見えるのでよしとしましょう。でこのソフトでこれ目指して補正してみましょうと。
完全に同じ構図になってないですが同じ場所から普通に撮った写真。これを素材にして加工していきます。
はいできました。S95のものと似たようにはできたと思います。どっちが優れてるということは無いがS95のほうがぼかしとの境目の処理がうまいかなと。ソフトのほうはちょっと境目にかるい段があるように見えボケもむりやり感があるようにも思える。まぁどっちもどっちかな。
ジオラマ風にする加工をしたいというならボカシは線のものにしてぼかさない範囲は小さめに。で強さは強く。で彩度、コントラストは強め。にするとそれらしくなります。
まぁジオラマ風作成ソフトとしてはいいんでない。カンタンで直感的に操作できるし調整幅も広い。フリーでここまでできれば文句は無いです。しいて言えばプリセットでボタン一発でジオラマ風やトイカメラ風なんてできれば文句無し。
これはPC用ですがアイフォン用もあるようです。無料じゃないみたいだけど。こういうの興味あったて人もいるでしょうから試しにやってみたらいいさ。そして毎度のことながら俺はもう二度と触ることは無いでしょう。だってめんどくせーんだもん。
2011/8