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パソコンのCPUにCPUクーラーを取り付けるときはシリコングリスを塗りましょう。ってのはちょっとPCに詳しくなると常識といえることですがこのブログで登場回数が多いシリコングリスは潤滑剤のもの。
バイクのブレーキパッド交換のときに使ったり、バッテリーのターミナル保護。あとはカメラの雲台のメンテにも使いました。
で俺はシリコングリスっていわれると身近にあって馴染みがあるのは潤滑剤のほうで写真の上のスリーボンド製のやつ。でPC用のシリコングリスも安くないわけで代用できて買わないで済むならそれにこしたことはない。
ちょっと前にPC用のグリスも買ってるわけで代用できなかったんですけどね。なぜ?みたいな話を適当に。
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ウィキペディアのグリースのページより
シリコングリースは不定形シリカフュームを添加したポリシロキサン化合物であり、潤滑剤として用いられ、腐食されにくい。油を主成分としないためゴムシールなど油に弱い部位にしばしば使われる。高温でも安定であり、純粋な形で、または酸化亜鉛等熱伝導率の高い粒子を添加してコンピュータのGPUやCPU 用のヒートシンクを接着する際等に使われる(放熱グリス)。

簡単にまとめると主成分はおなじだがPC用はそこに熱伝導率の高い物質を混ぜてあるってこと。
上の写真は左が潤滑剤のシリコングリスで右が商品名はシルバーグリスですがPC用のシリコングリス。
潤滑のものは大体が半透明っぽい色でPC用は混ぜてある素材によって色はかわりますが透明なことはまずない。
で手触りもかなり違ってまして潤滑のほうはグリスって感じのもの。PC用はグリスというより接着剤というよりパテににてる感じ。
そして伸びもぜんぜん違います。名前は同じでも完全な別物とさわったら思うはず。
代用できるのかといえば何も塗らないよりはまし程度。後でふき取るの大変なんで塗らないほうがいいともいえる。
もともとPC用のグリスは潤滑ではなく熱を効率よく伝えるためにクーラーとCPUのミクロの隙間を埋めるために使うもの。そういうことがわかっていれば潤滑用のものを使おうという気にはならないと思います。
まぁ手元に潤滑のシリコングリスあるって人も少ないでしょうからPCに塗ろうなんて思わないと思いますけどね。
PCに限らずグリスと名のつくものは適材適所のものをけちらず使いましょう。それがあとあと費用の削減となることが多いですので。
2011/8