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パソコンの最小構成って聞いたことあるって人や知ってるて人も多いでしょう。うちのブログでもちょっと出てきてたりするんですがちゃんと説明してないので書いてみます。
最「少」構成じゃなくて最小なのね。それはいいとして最小構成についてちょっと説明するとパソコンが起動するにの必要な最小のパーツ構成って意味。でPCの起動=OSの起動ではなくBIOSの起動。
BIOS起動の成功は基本的にはメーカーロゴがでてPOST画面っていう各機器のテスト結果画面がでれば成功。
BIOSの設定に入らなくてもここまででれば基本的には正常なPCですってこと。
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まずなんで最小構成にするのかですが自作で組み立てる場合は最低限のパーツテストの意味。ケースに入れてからマザーが壊れてたとかメモリがとなったらめんどくさいので。でトラブルの時にやる最小構成は原因追及のため。できるだけパーツを減らして原因を絞って特定するってこと。
では最小構成の最小のパーツは何?ってことですね。

マザーボード
CPU
メモリ×1
グラフィックボード(マザーボードにモニタ出力がある場合無しでOK)
電源

基本的にはこの5(4)パーツさえあればBIOS起動はできます。
しかしマザーボードによってはモニタとCPUクーラー、それとキーボードが必要な場合があります。普通はモニタとクーラーとキーボードもつけてたほうがいいかな。

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パーツを装着してみました。ここでの注意点はまずマザーボードをケースに入れてないorケースから取り外してる場合は電気を通さない絶縁のものの上におくってこと。よくあるのがマザーボードの箱の上ですがなにかしらのダンボールの箱の上なんかがどんな人でももってると思うのでそのうえに。変なところにおくとボードがショートしてすべてが終わります。
てその前にケースにマザーが入ってる場合取り出すのか取り出さないのかってことですがトラブルが深刻な場合は取り出したほうがいいかな。ただでさえトラブルでイライラしてるところにケースに手つっこんでいろいろしてるともっとストレスになるんだよね。そしてケースから出すことによって簡単なトラブルは見つけやすいので。
電源もはずすかどうかはどっちもどっちかな。取り外せるならはずしたほうがストレスは少ないです。けどはずせないなら無理しないほうがいいことも。

でメモリは一枚ですが大体のボードはCPUに一番近いスロットにささないと起動しませんのでご注意を。
あとは電源コネクタ類を忘れないで全部さす。そしてしっかりさす。マザーボードだけだと電源コネクタ類はさしづらいって人もいるかもですががんばってください。

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ここでちょっとした疑問を持つ人もいるようで。外部グラボの場合画像のように2個同じ出力がある場合はどちらにさすのがいいの?ってことなんですが一応はマザーボードの近いがわ、この写真で下側のコネクタがプライマリだそうでそっちにさすほうがいいらしい。けど今のはどこにさしても画面はでます。もし画面が出ない場合はいろいろとさしてみてください。
でキーボードをさす場合もと書きましたがPS/2ポート。この写真の場合左端ですがそのキーボードがあるならそれを。ボードによってはUSBキーボードが反応しづらい場合もあるんで。

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でマザーボードから電源をいれ起動のテストをするわけですがどうやって電源入れるの?と。一番安全でだれでもできるのはケースのスイッチをつないぐこと。で楽なのが前に紹介しました実験用スイッチのような写真の短いスイッチを使うこと。
左が電源スイッチで右がスピーカーです。スピーカーもビープ音聞くためにあったほうが望ましい。たまにというかこういうマザーの電源を入れるにはドライバーなどで電源のピンをショートさせてというやりかたを目にしますが個人的にはおすすめしません。やってることはスイッチと変わらないっちゃ変わらないのだがボードの保障期間内だと保障がうけれなくなる恐れもあるそうな。それとあんまりなにかしらをショートさせてというのは大体いいことになるためしがない。自己責任という便利な言葉をつかってしまえばそれまでですがこういう実験スイッチがないのならばめんどくさくても取り回し大変でもケースのスイッチ使いましょう。
そしていろいろと心配ならば単体スイッチは買っておきましょう。それとスピーカーも。一回使うともうこれなしではいられないってくらい便利です。価格も安いですので保険と思って買いましょう。

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ボードの電源スイッチの場所ってどこ?という人もいるでしょうね。写真のように「PW」てボードに書いてあるところが電源スイッチ。スピーカーはSPEAK。そんなに枚数みてるわけでないが絶対書いてあります。それをがんばって探すか、マザーの説明書を見ましょう。手もとにないなら検索。相当古くない限りはボードの説明書のPDFはでるはずなんで。PC一個しかないから検索もできないってことになる人もいるでしょうがボード説明書がないというならできればこういうスイッチ類の場所は印刷して持っておくのが無難。
あとはケースからスイッチのコネクタはずすときに写真を撮っておきしょう。そうすれば説明書無しでも一応はもどせますので。

さてトラブル時の話になりますが普通につかってていきなり起動できない。いろいろやったがだめなんで最小構成にしよう。
で最小構成で起動できたのならばその前に接続してあったHDDや光学ドライブなどが問題ってことでそれをひとつひとつつなげてみて起動実験で原因追求。
最小構成でも起動できない時はメモリの場合は複数枚あることが多いでしょうから違うメモリをさしてみる。
とサブパーツがないとこれくらいで終わりなのよねやれることって。でサブパーツがあるなら外部グラボの差し替え、CPU変更、電源変更ってことができます。こういう記事を書いておきながらですが最小構成にしたところで原因を完璧に特定するには全部のパーツが二つ以上ないとほぼ不可能。しかし何度かトラブル日記を書いてますがなぜか最小構成にすると直ったりするのも事実。どっちにしろ最小構成は最後の賭けです。そういうものだと思ってやったほうが気が楽ですし一回最小構成までやってしまうとPCばらして組むのが一切怖くなくなるのでいい勉強とおもってやってみてください。

ちなみに最小構成以下という方法もありましてただ単にマザーボードに通電させるには電源とマザーだけでよかったりします。この最小構成以下を使ってパーツを取ったりはずしたりしてみてビープ音がなるからこれは大丈夫とかファンが回るからとかで簡単な原因特定はできますが確実ではないです。そんなことでトラブルの時は冷静に的確にことをすすめていくのが一番の早道ですのであせらないでがんばってください。
2011/12