CXふぉーまっと
2011/9にレンズ交換式アドバンストカメラ(ニコンはかたくなにミラーレスとはいいません)Nikon1が発表されそれとともに登場したニコン3番目の撮像フォーマットがCXフォーマット。とあたらしい撮像素子サイズがでると気になるのがその大きさ。撮像素子比較という記事を昔に書いたのだがそこから画像をもってきてCXフォーマットを追加。
白の四角がCX。13.2×8.8(mm)ていう1インチセンサーサイズの撮像素子。コンデジ以上フォーサーズ未満ということです。このサイズにしたニコンの理由はいろいろ発表してますが画像みてわかるとおりにちょうどあいてるところ狙ってきたともいえるわけです。倍率うんぬんは追記で。

Nikon マウントアダプター FT1
でフルサイズより撮像素子が小さいと問題というか大事になるのが35mm換算したときにレンズ焦点距離にかける数字。
てことで約2.7倍です。焦点距離100mmのレンズの場合CXフォーマットでは35mm換算270mm相当のレンズになるってことです。
ニコンユーザーだとこれはけっこう大事な数字。上に画像がありますがニコン純正のCX用マウントアダプターFT1ってのが発売されるわけでそれを使えばニコン1にいままでのFマウント用レンズが使えるわけです。使えるといってもレンズによってはAFが動かなかったり装着できない場合もあります。まぁニコンユーザーならいつものといえる仕様です。
それはいいとしてニコン1とFT1を使えば俺のもってる一番長い焦点距離のレンズの200mmが2.7倍になって540mm相当のレンズになるってことさー。といいこと尽くめのようですがカメラボディはそのうち値が下がるとしてFT1が高いのよな・・・定価は約23000円で実売2万。こういうものはそんなに安くならないのがきつい。

イメージ074
と話はおわってるんですがこのCXフォーマットの撮像素子は1インチと書きましたがどこの大きさ、長さが1インチなの?という疑問になるかと。
テレビのインチってのが画面の対角線の長さで決まるってのをしってるとセンサーの対角線の長さと思うわけなんですが最初に書いたように13.2×8.8(mm)という大きさ。誰しも習ったと思いますが三平方の定理、ピタゴラスの定理ともいいますが直角三角形の斜辺の二乗は他の辺の二乗を足したものと同じてやつね。
それでやると対角線の長さは約16mm。で1インチってのは約25.4mm。あっれ?ってなるわけです。
まぁ結論から言えば1インチの撮像素子は1インチの大きさの撮像素子という意味ではなく1インチの撮像管と同じ大きさのものが撮れる撮像素子。という意味。1/1.7とか2/3とかありますが全部そういうことになってます。
頭抱えてもらっていいですよw 
で撮像管てなんやねんって話ですね。まず知っておかなくちゃいけないのがCCDやCMOSっていう撮像素子は映像のほう、いわゆるテレビを基準としてつくられはじめました。で撮像管てのは今のようにCCDなどの撮像素子が主流になる前のビデオカメラの心臓部。でCCDなどに以降し始めたときにレンズやその他もろもろの周辺機器そのまま使える場合が多いのでわかりやすいように撮像管を基準としてセンサーサイズの基準もきめたということ。
写真関連も35mmフィルム基準に縛られわけがわからなくなってますがその原因のひとつの撮像素子も撮像管基準というものに縛られていたという。
いいたいことというか知っておくことは○○インチのセンサーだからといって○○インチの大きさじゃないんだよってことだけです。そんなことでちょっと知っておくと物知りさんだね〜といわれるような豆知識オチ。
2011/12