DSC_3231
前回 http://momomhf.doorblog.jp/archives/1410470.html
合わせ目消して3ヶ月放置してししまいました。ブログネタっていうモチベがなかったらこのまま触ることはなかったでしょう。ブログさまさまですとそんなことはどうでもよくて前回合わせ目消しまでやりましたが今回は表面処理。で全体塗装はしないので表面の仕上げまでやってます。ガンプラというかプラモを作るうえで一番時間がかかりめんどくさいのがこの表面処理。だから放置してたんですけどね。本当はサーフェイサー吹いてとかまでが表面処理なんだが今回はそこはやらず。ヤスリとコンパウンドでという方法。全塗装しない場合はこんなやりかたもあるよということで。
DSC_3224
なぜ表面処理なんてするの?なんて思う人もいらっしゃるかと。前回のように合わせ目を消したいみたいなことがあればやらないといけないのはわかると思いますがガンプラの表面なんてツルツルじゃんと。ツルツルっちゃつるつるですが平らかといわれれば平らではない。
パーティングラインといわれるつなぎ目のようなものや写真のように指で触ってもわかりませんが凸凹に見えますよね。これがヒケっていわれるもの。プラスチックを金型にいれてプラモは作られますがそのときにどうしてもプラが引けて収縮するような場所がでる。でそのまま固まってこういう風になるわけよ。昔はヒケ祭りっていっていいほどだったんですけどね技術の進歩で少なくなりました。あとは離型剤というのもガンプラだと少ないですがついてます。こういうものを落とさないと塗装の食いつきが悪くなる。そういうことで表面処理ってのはガンプラをキレイに作るうえで重要な要素に。

DSC_3233
どう処理するの?ということになるがヤスリで削る。削るだけじゃなくて盛って削らないと完全に消えないものもあるんですが今回は塗装しないので削るだけに。
前回だと紙ヤスリを消しゴムに巻いてましたが細かいところ多かったので100円ショップにうってるアクリルの板みたいなのに紙やすりを両面テープで貼り付けてそれを使うところにあわせて切って使用。両面で貼るよりはスプレー式の接着剤なんか使ったほうがいいです。

DSC_3228
あとはけずっていくのみ。削るときの注意点は力を入れすぎないこと。削るというよりなでる。そして大事なのはエッジを壊さないように、丸くしないようにすること。ひとつの面づつ削るってことですな。初めてっていうとかな〜りめんどくさいですけどじっくりと時間かけてやってください。永遠におわんねーよってくらいに感じるかもしれませんがそういうものなんでやすりがけって。じっくりあせらずがヤスリがけの一番のコツ。

DSC_3229
かなーり適当ですが400→600→1000とヤスリをかけ終えたもの。十字マークの上のほう色変わってますが気にしないでw 雑な仕事しちゃったもんで曲げちゃってこんなことに。こういうこともあるんで丁寧にやってください。
見て分かるとおりヒケが消えましたよね。ヒケってのはものすごい微妙に凸凹してるところなんで削って平らにすることにより見えなくなるんですよ。で塗装をする場合はここからサフ吹いたりそのまま塗装始めたりってことになります。
今回は塗装しないので1000番で終わらず2000番くらいまでかければよかったなぁと。まぁ2000のヤスリ買うのめんどくせってやめちまったんですけどね。これでも触るとツルツルなんですがね。

DSC_3232
ということで今回は塗装しないのでコンパウンドで仕上げを。コンパウンドてのはいわゆるの磨き粉。ヤスリより目が細かいので艶出しなんかによく使われるもの。で昔から愛用してるのはこのタミヤコンパウンドの細目。今は仕上げ目や粗目ってもあります。がっつりと研ぎ出しでもしないのなら細目だけでも問題はないかと。使い方は中身をつけて布かなんかで拭く。自分は大体ティッシュでやってます。で細かいところはつまようじにテイッシュ巻いてとかやってます。最初はたっぷりつけてなんでもいいのでゴシゴシやってみてください。そのうち自分のやりかたみつかりますので。

DSC_3230
てことでコンパウンドがけ終了。テカテカになりました。実際はここまでテカテカには見えないかな。赤はあかんね傷目立つわ。やっぱりコンパウンド仕上げにするには2000までかけたほうがいいなと。コンパウンド仕上げにするならやすりかけないでそのままコンパウンドだけってほうがキレイになるところもあります。ヒケなどがほとんどないようなところならそういうこともできます。ということでこんなことを全体にやります。

DSC_3182
作業工程はすっとばし全部終わったので洗浄。やすりをかければ削りカスが。コンパウドかければコンパウンドがどこかにつまる。てことでそれを洗う。やれるならヤスリかけたあと洗ってコンパウドかけても洗えばいいですしコンパウンド終わったあとだけ洗うのもあり。そこはご自分でお選びください。で超音波洗浄機があればそれを使うのが一番キレイに洗えます。ということで前に買った超音波洗浄機を使用。ガンプラでの使用も考えて1年前に買ってるのよ一応。複線を今回収ということですw
超音波洗浄機のいいところは細かいところもしっかり落ちるのと傷がつかないところよね。超音波洗浄機ないとハブラシなんかでゴシゴシやるわけですがちょっと怖いわこわいのよね。ということであるならお使いください。なくてもなんの問題はないです。ガンプラ洗うの?って思う人もいるかもですがこれもけっこう大事な工程なんですよ。指紋や手の油なんかも落ちますしね。塗装するのにも大事な工程。

DSC_3213_01
てことでここまでの工程を終わったものを組んでみました。顔は諸事情あってなしで。腰と手、腕の関節などあえて未処理のところもあります。コクピットあたりがちょっと処理ひどいですがこれみて気づいたのであとでやり直しました。
まぁそれはいいとしてテカテカですw 実際はここまでテカテカには見えないのですがわかりやすくってことでそういう風に撮りました。いいかどうかってのは個人差あるのであれですが前回のものより「まとまり感」ってのは出たかと。まったく塗装してないというならいい完成度ではないかなと。実際は塗装したものにはかなわないですしトップコート吹いたものにもかないません。がこの未塗装フィニッシュの利点は塗装はげもなく簡単で費用もかからないこと。トップコート吹けってよく言われますがあれ難しいのよけっこう。それにスプレーなんでねやれない人もいるんで。で意外と高いので。そいで子供用にっていうならこれのほうがガシガシ遊べるんでいいのよ。指紋はつくけど拭けばきれいになるしね。大人でもガシガシと遊ぶ用っていうならこれのほうがいろいろ気使わないので。
こんな表面処理の仕方もあるってことで、初心者というならお金もかかりませんしいい表面処理の練習になるんでおすすめのやりかたではあるのでただ組むだけって言う人はコンパウンドだけでもかけてみてくださいな。
2012/4
次へ http://momomhf.doorblog.jp/archives/1463884.html