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スレーブとはslaveで奴隷という意味。ストロボに限らずマスターとなる装置の制御によって作動する装置をスレーブと呼びます。てことでスレーブ発光ってのはマスターとなるストロボの光によって発光するストロボのこと。
奴隷っていいかたはだめだろなんてところもあるそうですねと関係ない話しちゃった。
上の写真ではS95のストロボがマスターでDi622MARKがスレーブの関係で発光してます。
ここで何個か疑問を持つことができればカメラにちょっと詳しい人。前にアドバンストワイヤレスライティングって記事書いたが、ようはそれと同じで外部フラッシュ離しての2灯ライティングでしょ?何が違うのよ。ってのとあんた買ったのって「ニコン」用の外部スピードライトでしょ?なのになんでキヤノンでしかもコンデジと一緒に発光してるの?てこと。でタイトルのデジタルとアナログって何よと。
ということでそんなことを書いてみたりみなかったり。いやちゃんと書くって。
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デジタルスレーブとアナログスレーブと書きましたがこの呼び方はたしかニッシンだけ。デジタルスレーブはTTL対応スレーブだったりプリ発狂キャンセルスレーブって他社だと書かれているんじゃないかな。
このDi622の場合は裏のパネルでSDという緑にボタンが光る設定にするとデジタルスレーブとなります。

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デジタルスレーブを使用する時の注意点は、マスターとなるストロボの発光はTTLにしないとだめってこと。各社によってi-TTLやE-TTLとかありますが基本は同じ方式で本発光の前のプリ発光と呼ばれるテスト発光があるものがTTLストロボといわれてます。プリ発光で事前に露出を計算してちょうどいい感じの発光を自動で調整してくれるってことね。
そういうことなんで分かるものもあるが人間の目ではわからない間隔で2回発光してるたりします。スレーブ発光は最初に書いたようにマスターとなるストロボの発光にあわせて発光させる方法。目には見えないにしろ2回光ってるわけでその初回のプリ発光と同調してしまうと光ってはいても写真にはその光は写ってないって現象が起きます。てことでそのプリ発光の最初の一回をキャンセルして2回目に同調するのがこのデジタルスレーブ。
マスターのほうのストロボはカメラで制御してくれるので何も考えないで撮るっていうならデジタルスレーブのほうが楽。ちなみにデジタルといってますが外部ストロボの調整は手動です。デジタルっていってるのでそれも自動みたいに感じちゃいますがそうじゃないのでご注意を。
とこれはDi622の場合でスレーブでも自動で調光してくれるものもある?どっちにしろそういうのしてくれるのはかなり値段の高いものになるのでそういうの買う人は分かるでしょうと丸投げしときます。

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次はアナログスレーブ。ニッシンのDi622だと裏はSFという青のランプを光らせると設定完了。アナログスレーブなんだからSAなんじゃないの?ってことだがフィルムスレーブの略だそうです。なら説明書もそう書けばいいのにSF=アナログスレーブって書いてしまったのか。まぁいいやw
ニコンの場合SU-4タイプのスレーブというならこれ。あと他社はよくわからないがただスレーブ発光っていうならアナログスレーブです。モノブロックタイプのストロボも基本はアナログスレーブ。

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アナログだフィルムだって言葉から分かるように昔からある方法に対応してるってことでカメラの機能としては新しいTTL発光には同調できない。いいかえればプリ発光をキャンセルできないってことね。ということでアナログで使うのならばマスターとなるストロボはマニュアルにしないといけない。マニュアルってのは好きな光の量にって意味もありますがストロボではプリ発光がないただ一回光りますって意味もあるってことで。
今ほとんどのカメラたTTLストロボなのにこんなもんつける意味あるの?と思う人もいるかもだがさきほども書いたモノブロックストロボと同調させるならないと困りますしTTLもプリ発光一回ときまってるわけではないもので。そしてマスターは光らせないと絶対だめですができるだけマスターは光らせなくないって時に最小にってこともできますしその逆に自動調整の範囲を超えるくらい光らせたいてときもあるんでアナログスレーブはないとこまるのです。

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最初に書いてなかったが一眼レフの場合をここまで説明してきました。が内容を理解していただいた人はわかると思いますがスレーブ発光ができるストロボならばフラッシュがついてるどんなカメラともコードなしでワイヤレス多灯てのができるのよね。
てことで一番上のようにニコン用のストロボであってもキヤノンのしかもコンデジのフラッシュに同調して発光してくれる。なんかすごくねー。コンデジだってよくあるスタジオ撮影みたいにでっかいストロボ何個もつけて写真とれちゃったりするじゃーんてことだが問題も出るわけです。
上の写真はストロボの設定をアナログスレーブにしてS95のフラッシュを強制発光にしてスレーブ設定にしてあるストロボを撮ったもの。見てわかるとおりDi622は発光してません。実際はDi622も発光したように見えたのですが写真に光は写らなかった。さてなぜなのか。ここで原因が分かった人は俺のだめな文章でもアナログスレーブとデジタルスレーブの違いを理解したってことです。

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正解はS95のフラッシュがTTL発光でDi622がプリ発光に反応してしまったのでアナログスレーブでは同調できず写真に発光が写らなかったてこと。ということでDi622をデジタルスレーブにしておなじようにして撮るとこのように発光が写真に撮れました。
「S95をマニュアル発光にすればいいだけだろ」といわれそうですがS95にマニュアル発光モードは「たしか」なし。なんかへんなことやればなりそうな気もし無いでもないが一眼のように発光を選択する項目は無いのよね。
S95はプリ発光が1回だったのでこのように使えましたがコンデジ系の場合TTLといっても何回も光るものもある。そういうものではスレーブは使えない場合が多いんですよね。もしこういうものをみてコンデジでスレーブ発光で多灯ライティングってことをやろうとしてる人はこういうストロボを買っても絶対にスレーブできるって補償はなし。コンデジでスレーブしたいっていうならまずはマニュアル発光がある機種を選ぶ。それかS95みたいに純正でスレーブ機能を使っての外部フラッシュがでてるような製品を選ぶ。
http://cweb.canon.jp/cgi-bin/camera/dcam/accessory/detail.cgi?serial=HF-DC2
まぁコンデジの場合は保証は一切しないですのでコンデジのためにストロボを購入というなら念入りに下調べするかそれでもだめならサポートにでも聞くしかないです。

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ニコンのアドバンストワイヤレスライティング?そんなややこしそうなのいらなかったんじゃないの?って思う人もいるのかもねぇ。実際スレーブ発光できるなら問題ないと言えるがアドバンストワイヤレスライティングというか赤外線による外部ストロボコントロールってのができないとめんどくさいことも多いのよ。
ということでスレーブ発光のデメリットって説明になりますが、まずは光に同調するのでマスターストロボが光らないとだめ。言い換えれば2灯以下にはできないってこと。
SG-3IRなんてものをわざわざ買って外部ストロボのみを光らせるとかやってるわけですがこういうことがスレーブ発光では簡単にはできない。これができるできないってのはけっこう大きな違いなんですよね。
あとは反応の問題。絶対ではないですが個人的な使用感ではスレーブの反応はちょっとシビア。外部ストロボの受光部がきっちりとマスターのほう向いてないと光らないことも多々。室内であれば赤外線は受光部の向きは適当でも大丈夫な場合が多い。あとは誤作動。スレーブ設定にして受光部触ると光っちゃったり蛍光灯のみの室内くらいならいいが晴天の外となるとちゃんと反応してくれる補償はなし。あとは距離の問題もあるかなぁ。
そしてこれも大きな点ですが外部ストロボの光量の設定は手動になる場合が多いってこと。デジカメなんで撮影したもの見て直せばいいので問題ないとも言えるがアドバンストワイヤレスで慣れちゃうと正直めんどくさい。

逆にメリットは他社製のカメラとストロボでも同調できる。コンデジでも使えるときは使える。いろいろなストロボとの同調もできるってことかしら。アナログスレーブて書きましたがただ単に光るものに反応して光るっていうなんとも「アナログ」なことなんでこういうほうが分かりやすいて人もいるでしょうし逆に融通が効く場合も多いのよね。

ということでスレーブ発光の説明は終了。写真を撮っていてここらへんのこと気になりはじめたのならそれなりの知識も腕もある人だと思います。そういう人が読むことが多いと思うのでたしかだめだめで説明不足の文章ですがそういうところはご自分で補完できるはずですのでよく分からないってときはよく調べてくださいね。
あとはカメラやストロボのメーカーによって仕様はいろいろ変わりますのでマニュアルなどよく読んでください。
2012/6