DSC_4184
発売日2007/12/21(ニコン用)定価71400(税込)実売約40000円 中古約3万(2012/7)
製品HP http://www.tokina.co.jp/camera-lenses/macro-lenses/at-x-m35-pro-dx.html
GANREF 性能テスト http://ganref.jp/items/lens/tokina/291/capability
いま買えるニコン用35mm単焦点 デジカメWatch http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/special/20091207_333435.html
製品HP以外のリンクはこのレンズを知るなら見ておくといいページ。
トキナーがだしてるマクロ用単焦点レンズ。ニコン用以外にもキヤノン用があります。あとペンタックスにDA 35mm F2.8 Macro Limitedてありましてそれはこれと光学系は一緒でデザインだけが違うというもの。
このレンズ買うのになんだかんだと約5年悩んでついに購入。買ったのは中古というかそういうところね。D90にしたのはこのレンズをしっかり使うためだったりもする。なんでそこまでほしかったのに買わなかったの?まぁいろいろあるんですよ。そんなことでこのレンズのレビューを。上の写真に深い意味はなし。俺にはよくある気の迷いですw
DSC_4162
AT-X PROてなってるトキナーのレンズは一応トキナーの中でハイエンド向けで画質もですがレンズの材質作りその他もしっかりとしたもの。MはマクロのMでDXはAPS-C専用レンズ。フルザイズも対応はFXとか書いてあります。ちなみにDX専用ですがマクロ域、被写体から30センチくらいならフルサイズで使えるらしい。
焦点距離は35mmでニコンAPS-Cで使うなら約52.5mmとなります。広角マクロといってもいいんですが標準マクロレンズって言われるものです。
全長60.4mm最大径73.2mm重さ340g。ハイエンドなレンズ使ったことないんだと持つとずっしりとした重みにびっくりするかも。写真じゃわかりづらいですがかなりよい作りで所有欲はかなり満たされる。
本当は付属品にレンズフードMH-522ってのがあるんですが中古でついてなかった。フードといってもただの枠みたいなのでPLフィルターを使うためのもの。無限遠だとフィルターが奥にひっこんでまわせないのでってことです。

DSC_4164
AFとMFの切り替えはワンタッチフォーカスクラッチ機構。ピントリングを上下に動かすものです。どこかでかかれてたがちょっと硬いのよなクラッチが。タムロン90とか使ってる人だとちょっと固くて怖いって思う人もいるかと。けど実用には問題ないレベルです。
マクロレンズってことでピントのリミットスイッチもあります。リミットは最短撮影距離約0.20m、20cmでかかります。通常領域でリミットかければ∞〜0.20 マクロ領域なら0.20〜0.14となります。と説明書だとこうなのだが実際は0.18でリミットかかるみたい。まぁ約っても書いてあるで細かいことは気にしないでください。
個人的にはあんまりリミットの効果は感じられない。タム90はリミットないとやってられないのですがね。よくあるというか初めてのマクロレンズだとこのリミットがかかってて最大に写せないってトラブルにひっかかりますのでおかしいとおもったらこのスイッチをFULLにしてみてください。
大事なピントリングの感触ですがいいですね。昔のマニュアルレンズを思い出させる好感触。けど昔のマニュアルほど重くもなくちょうどいい重さ。これならAF使えなくてもなんとかなりそうです。と大事なこと書き忘れてましたがこれはレンズ内にモーターがありません。ニコンだとD40系、今だとD3000、D5000系のボディ内モーターの無いものだとAFが作動しません。ただしAF以外の機能はすべて使えます。そこらへんのボディの人は注意してください。

DSC_4165
最大倍率でこれくらい伸びます。でこういう伸びるレンズの場合は露出倍数がかかります。前にタムロン90mmでそのことは書いてますのでそちらもみてください。最大倍率でF2.8がカメラではF3.3と表示されます。ただタム90のところでも書いてますが一般の人はそういう風にF値が勝手に変化しても異常じゃないってことだけ覚えておけばOK。無駄なところで変な汗かいたりしないようにしましょう。

DSC_4166
距離目盛。このクラスのレンズではついてるのは当たり前ですね。倍率とピントがう距離ってのが書いてあります。この距離はレンズ前からじゃなくて距離基準マークからね。でフィート表示もあるんですねいまさら気づきました。日本人のかたならFTのほうは無視で。ちなみに1フィートは約30センチってふんわり覚えておけばいいかと。
なんでフィート表示?ってことだが世界どこでも売れるように昔からなってるのでってことです。あんまり深いこと考えないようにしましょうw

DSC_4159
正面。フィルター系は52mm。ニコンの人は52mmフィルターのレンズ持ってるとおもうので使いまわしできて便利。絞り羽は9枚。円形絞りじゃないですが羽の枚数多いのでボケはキレイ。プロテクターフィルターはしたほうがいいの悪いの?ってことだが昔にフィルターのレビューで書いてますがつけようがつけまいがご自由に。俺はつけません。リンク貼った記事にいろいろ書いたがその理由以外にせっかくこんなかっこいいレンズなのにわざわざダサクしたくないってのが一番ですしフィルター買う金無いが真実。

DSC_4161
裏から。キレイに羽が9枚見えますね。この写真の真下にマイナスのネジみたいのがありますがこれがAFカプラー。これがあるってことでレンズ内にモーターは無いてのがわかります。でこのクラスのレンズなら当たり前ですが金属マウント。でなんか裏がきれいだなぁと。こういうところの作りがいいといろいろと安心できます。

DSC_3978
最短撮影距離は14cm。ダンボーの腹を等倍で撮影するとなると上の写真みたいになります。さきほどもだしたリンクですが距離基準マークのところで書いたように最短撮影距離ってのはボディにある距離基準マークからの距離。てことでこのようになるんですね。誰でも気がつくと思いますが被写体とレンズボディ先端との距離、ワーキングディスタンスって言うのですがそれが約1.6センチしかない。コンデジではレンズ先端1cmのマクロなんて普通のことですが一眼レフ、レンズ交換式のレンズでここまで短いワーキングディスタンスを持つものはほとんど無い。ワーキングディスタンス10cm切れば寄れるって言われちゃうのでね。この極端に短いワーキングディスタンスがこのレンズの最大の長所であり最大の弱点。メリットは最短撮影距離を一切考えないでいいってこと。そして大きさも等倍まで写せる。一眼レフをはじめてつかって戸惑うのは最短撮影距離以上によってしまいピントが合わないてこと。ピントの合う範囲ってのが決まっていてそれがおもったより長いってことに最初は慣れない。その心配が一切なくなるのがこのレンズ。被写体を大きくうつしたければなにも考えずどんどん寄れる。へんに難しいこと考えず本能の赴くままに撮れる、しかも等倍までとけっこうなスーパーレンズなんですよ。
利便性で高倍率ズームというのが選ばれることが多いですがそういうズームより最短撮影距離の呪縛から解きはなたれるこれのほうが人によっては最高の利便性ってのを発揮してくれる。
と最高じゃねこのレンズとなるかもだがそうは行かないのもカメラの世界。ワーキングディスタンスが短いてことはそれだけ被写体にくっつくってこと。被写体にくっつくってことは自然と被写体にかかる光を遮ってしまうってことが起きる場合が多くなる。そうなると不用な影が入ったり最悪真っ暗で写せないってことも。最短撮影距離の自由を手に入れたと思ったら今度は光の制限をもらうことになるんですよ。これが最大の弱点。その弱点を克服することができないわけじゃないが道具や知識が必要になる場合が多い。簡単便利に見えて実は最大限に使いこなすには非常に難しいレンズ。
この感じがなんともトキナーらしいというか好きな人にはたまらないてね。そういう魅力に魅入られた一人が俺てね。

DSC_4175
レンズをボディに装着した写真を載せながらまとめに。これはD40。先ほど書いたようにD40系のボディ内モーターがないものではAFは作動しません。がニコンの入門機にこのレンズは合うのよね。ピントリングはしっかりしたものなので個人的にはAF無しでも十分使える。
このレンズを買う前に購入しようとしてたのはニコンの35mmF2。マクロはあるんで標準焦点距離の画質アップが目的でありそのうちフルサイズて予定もあるので35mmF2狙いだったが安いこれを見つけてしまい衝動が止められず購入。一応はマクロ領域ならフルサイズでも使えるしいいやと。35mmF2ももう古いのでバージョンアップありそうだしね。と買ったあとに今はニコンでDXの40mmF2.8マクロがでてるのを思い出す。DXで使うならこっちでよかったんじゃね?と。しっかり確認取れてないがフルでもなんかいけるみたいだしD40系でもAF動くし。とちょっと後悔してみたり。

DSC_3975
D90に装着。ジャストサイズっていっていいんじゃないかしら。大きすぎず小さすぎずでいろいろと使いやすいです。
後悔と書いたが品物が届き実物を見てさわりいい質感とピントリングのよさでこれでよかったかなと。DXボディはもう買う気はなかったがこのレンズ用に7000でも買うかねなんてね。そんなくらい気に入ってたりします。

DSC_3976
D90+グリップに装着。これはこれでいいスタイル。撮ることないけどモデルさんとか撮るならこの状態にしていいはったりはかませそうな気がしますね。
画質についてですが一番上にだしたGANREFやデジカメWatchの記事で判断してってことですがいろいろな評価と変わりないです。個人的には遠景に弱いとは感じませんし中距離からマクロまでは文句なし。この焦点距離にしては歪曲が少ないのがいいねと。シャープネスもかけようとおもえばキリっとなるがボケとの境目がよく見えるかなと。画質判断ってのは人それぞれですのでhttp://momomhf.doorblog.jp/archives/cat_31730.htmlこちらでこのレンズで撮った写真がどんどんあがりますのでそちらでご自分で判断してください。

DSC_4204
最後にこのレンズで撮った写真を載せましょう。絞りはF7.1。あとはフラッシュ2灯使ってます。誰にでもおすすめできるレンズではないんですがニコンではあればAFモーターがボディ内にあって35mm換算50mm付近の単焦点を持っておらず本格的なマクロは撮らないか35mm換算で90mm以上のマクロをもってるなら買ってもいいかと。スナップもできる単焦点でかつ本格的なマクロもというならニコンのDX40mmF2.8のほうがいいと思うよ。
けどなにかしらこのレンズの魅力に惹かれているというならどんなボディだったりどういう状況であっても買ってしまうのはいいのかも。そういうへんな魅力というか魔力がひそんでるそんな気にさせてしまうレンズなようなきもしますので。だれもがやめろといっても勘を信じて冒険するのもときには機材選びには大事なことでもあるんで。
2012/7