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発売日2009/11 価格17325円。実売13000円前後(2012/7)
KATA製品ページ http://www.kata-bags.jp/3-in-1-sling-backpack-fits-a-d-slr-with-mid-range-zoom-lens-KTD-3N1-22?tab=presentation
KATAは三脚でおなじみマンフロットやジッジオも傘下にもつVITEC Group のブランドのひとつ。創設者はもともと軍人でその任務に使うバックなどを自分で作るようになり立ち上げたのがKATA。そういう成り立ちから丈夫さと使いやすさ、そしてデザインに定評あるカメラバックのブランド。そしてカメラ、特に一眼レフを素早く取り出すのに適してるのがスリングバック。そしてスリングバックを探せばかならずぶつかるのがKATA。
ということでそこの中型スリングバックがこの3N1-22。公式のページがかなり丁寧に説明が書いてあるのでそれよめばほとんどわかりますが適当にいつものようにレビュー。
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外寸44x23.5x23(HxLxW)Lが写真で見えてるほうでWが写真でいう奥行きの長さ。重量1.4Kg。奥行き以外は普通のバックパックサイズ。正面からだけ見ればでかいとは思わないはず。これの上のサイズの3N1-33でLが32センチ。3N1-25で26センチ。3N1-35で33センチ。Lが30センチ越えはかなりでかいです。実物を見ないで買うって人はそこをよくイメージしてください。
そういえばこれは三脚ホルダーがついてません。公式サイトみたら日本では危ないからだめなんだって。といっても三脚ホルダーは別売りでうってます。STH-3N1 TRIPOD HOLDER SYSTEMと検索するとでてきます。この写真に写ってるところにホルダーをくっつけるという仕様。そのうち買う予定ですのでそれはそのときくわしく。
写真がないですがレインカバーはついてきます。ただのかぶせるタイプのね。

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横。これで約23センチの幅のバックってことに。数字だけ聞くとそんなに大きく感じませんが背中から20センチ以上張り出すってけっこうなことなんですよ。20数センチてのは500mlペッドボトルの高さ。これが背中にあると思っていただければどんだけでかいかは想像しやすいはず。
これはノートPC入るようになってるのでこれだけの幅ですがPCスペースがない20や30だと5センチくらい小さくなります。
あとこれは左右で同じデザイン。横から取り出せるのがスリングバックの特徴ですが右からでも左からでもOKってこと。上にもチャックあって収納ありますが小さいです。

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裏側。クッションは過剰なくらいなのでノートPCいれても壊れるってことはなさそう。けどこの肩ベルトなどを入れるスペースがあるんでちょっともっこりとしてて背負いやすいとは言えない形状に。体にピッタリとしたものがほしいというならちょっとがっかりすると思いますよ。
真ん中にベルトみたいなのありますがキャリア用のものでここに通せるようになってます。キャリアは別売りでKATAのものじゃなくても合うものがあれば取り付けられるでしょう。

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バックのストラップは自由自在で右片方でも左片方でも普通のバックパックのように両方でもできます。根元がワンタッチ式になってるので取り外しは簡単でいらないベルトは背中のクッションの間にしまうという方法。ベルトしまうと背負い心地がわるくなりそうですがそういうことは一切ないですがさっき書いたようにもともと背負い心地はわるい。ちなみにこれは腰ベルトははずしてます、

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本題のスリングでのバック横からの取り出し。取り出し口の大きさは横約20センチの縦約13センチ。高さ15センチ横13センチのD90グリップつきでも余裕で取り出せ入れることができます。基本的には一眼レフであればどの機種も入る。がたしか今の一眼で最大の大きさになるD800系+グリップだとちょっときつくなるかも。
逆に入門機などの小さい機種だとスカスカになってとても不安になります。中の仕切りでうまく工夫するしかないかな。ミラーレスとかだと過剰といっていい大きさのバックになるんでそういうので使いたい場合も注意が必要かと。まぁ大は小をかねるってことで工夫しだいでどうにでも。
スリングバックとしては非常にカメラが取り出しやすくていいです。チャックも開けやすいですしね。

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中。内寸30x22x16(HxLxW) Hてのは写真でいう右から左。Lが上から下でWが底までってこと。
自分で計った感じだとHは同じでLが約20、Wが約15。仕様のは限界値だと思う。仕様の内寸のもの入れたいならバックが膨らむってのは覚えておきましょう。
70-200F2.8などの望遠系ハイエンドレンズなど使うのだとちょっときびしく、仕切りの工夫が必要。そこらへん使うのならこの上のサイズの35や33選択したほうがよい。そういう望遠系使わないのならばレンズ5本は余裕で飲み込みます。仕切りはかなり自由にできますので内寸以内のものなら工夫次第で入ります。そこらへんは自分の機材の大きさよく測ってイメージしましょう。

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上段。内寸13x22x16(HxLxW)と公式に書いてないがこんなくらいでした。サイドポケットにレインカバー入ってるのでちょっともこってるが入門用一眼のレンズつきがちょうどって大きさ。ここがねもうちょっと大きいと思ったのだがね。一応は上段と下段の仕切りはチャックひとつで開放できます。けど開放か仕切るの2通りしかなく調整はできない。調整できるとうれしかったのだが。

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上段下段の仕切りをはずしそのほかのマジックテープ式の仕切りも全部はずした状態。こういう風にもできますのでカメラバック以外の使い方もできますし超望遠レンズつけたカメラというのも入れられなくはない。
普段使いにはちょっとでかいけどこういう風に箱型バックってつかいやすいんだよね。PCも入れられるし普段使いバックとしても意外といいかも?とふとおもったがこれてランドセルよねw

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ノートPCスペース。入ってるのはiPad3にカバーつけたもの。内寸40x20x4。写真手前から奥が40センチで横が20センチ。カバーつけたiPadが24.5x19.2。ギリというかiPad用かよというくらいピッタリ。タブレット系はこんな風に大体入るがノートPCだと12インチ以上はけっこう厳しいようです。そういう大きいPC持ち運ぶならこの上のサイズのバックを。ちなみにiPadは取り出しやすく入れやすい。衝撃が怖いってことですが先ほども書いたが背中パッドが過剰にあるんで大丈夫のはず。

されレビューだが買った理由は普段使いと日帰りツーリング用。そういう用途にはぴったりでした。カメラ一台にレンズ数本、で飲み物とiPad。そして途中で買い物したら入れるくらいだと22のサイズはちょうどいい。しかし旅行となるとちょっと不安かな。仕切り工夫したりレンズスペースに服入れればなんとかなるかな。そういう旅行用にもというならこの上のサイズがいいですよ。
で問題のスリング機能というか横からのカメラ取り出しだがいいですね。とってもカメラは取り出しやすい。それこそ俺は歩きながらとか自転車やバイクのって気づいたら一枚撮ってすぐ移動ってやるんだらから早く買えばよかったのにと。
不満点は体への密着感というか背負い心地か。肩紐一本でスリングバック状態で中身満載だと不安定すぎて怖い。そして斜めがけってすぐに背負ったりおろしたりってけっこうめんどくさい。ワンタッチでベルトはずせるのでうまくやればいいのだがなかなか慣れない。なもんで普通に肩ベルト2本で普通に背負ってます。こうしたほうがいろいろいいというか今までがそうだったんで楽。
そんなことでスリングバックをお探しなら選択肢に入れてみてください。とカメラバックを選ぶ上で大事なのはサイズなんでいやってほどサイズ測ってイメージしてやってください。
2012/7