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ニコンの一眼レフの中級機と言われるものまでシーンモードといわれるただのAUTOモードじゃない撮りたいものに合わせたAUTOモードがあります。上の写真のようににダイヤルに子供のマークだったり走っていたりとそういうマークがついてます。それがいわゆるシーンモード。で今回説明したいのがこのお花のマークのモード。ニコンではクローズアップモードっていうのが正式ですがいわゆるのマクロモード。被写体に近寄り大きく撮りたいって時に適しているといわれるモードです。
まぁこんなもん今の今まで使ったこと一度もないんですけどね。たまのたまにこの一眼のマクロモードを勘違いして使っているかたがいるもんでその説明です。
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ものは試しで撮り比べましょう。レンズは標準ズームの18-55VR。限界付近までよってAFで撮ってます。焦点距離は55mm、35mm換算82mmです。
どのモードと比べていいか迷いましたが普通のAUTOにしました。
共通の撮影データとして絞りF5.6 測光マルチパターン フォーカスモードAF-A フラッシュ自動でこの時は発光
AUTO シャッタスピード 1/30秒 AFエリアモード ワイド
クローズアップ シャッタースピード1/60秒 AFエリアモード シングル
ほかのISOなどは自分が決めれてたので省略します。

大きな違いはシャッタースピードとAFエリアモードだけ。AFエリアモード違いましたがこの状態ではどっちも真ん中。マクロモードだとAFエリアは自分の好きなところに移動可能。
でシャッタースピードがマクロのほうが速くなりました。1/30早いのでちょっと暗めに写ったってことかね。

条件が条件なので大きな違いはでなかったが日中であってもそんなに変わらないんですよね。
クローズアップモードで言えば近寄るので手振れを起こしやすい状態になるのでできるだけシャッタースピードは早めになる。そしてピントは人によって寄るときは合わせたいところが違ってくるのでAFポイントは任意で選べるようにしたってのがAUTOとの違い。画像仕上げに関してはマクロモードのほうが自分で選べるところが多くなってました。これはD90の場合でカメラによって違います。

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でコンパクトデジカメを使ってた人がよく勘違いするのがマクロモードにすれば同じレンズであっても大きく写せるようになると思ってしまうこと。コンデジの場合マクロモードにすると最短撮影距離が短くなって通常より大きく写せるってことがあるんですが一眼ではそんなことにはなりません。撮影モードを変えたところでそのレンズ以上の性能は出ません。上の写真はトキナーのM35というマクロレンズを使って撮ったもの。もっと大きく写すならレンズ交換するしかないんですよ。

てことでまとめれば一眼やミラーレスなどではマクロモードにしたってそんなに劇的に変わるようなことはほとんど無い。
個人的意見を言わせてもらえばマクロモードなんて使わないでいいです。カメラまかせにするならAUTOのままでいいしそれで満足しないならPモード使いましょう。それか本当はAモード、絞り優先で撮るほうがいいんですけどね。
そこらへんはいいとしてAUTOとさほど変わらないってことだけはよく知っておいてほしいなと。そして個人的意見でマクロモードはいらないってことを書きましたがこれが自分にあってるモードであるならどんどん使いましょう。カメラの使い方は十人十色。そこらへんも自由にできるのが一眼の楽しさなんで。
2012/9