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値段 定価は約19000円。実売で安くて約8000円。
製品HP http://www.ipevo.jp/p2v
IPEVOというメーカーが出してる低価格の書画カメラ。書画カメラ?って思う人も多いと思いますがプロジェクターに紙の資料なんかを大きく写したいってときに使うものを書画カメラっていいます。OHPなんてありますよねそれの現代版ってこと。ウェブカメラでUSB接続なんでノートPCにでもつなげてしまえばそこからプロジェクターでもいいし大画面テレビなどにも大きく写せるってね。カメラと名がつきゃなんでも興味があるんでこんなものを今回はレビュー。
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セット内容はこんな感じ。スタンドは二つ入ってます。書画カメラに使うなら白いのつかいます。CD-ROMはソフトウェアとマニュアル。ドライバーは無しでさせばたしか反応します。Windows7ではさしただけで大丈夫でした。
ちなみに対応OSはWindowsならXP以降。MacはOSX10.5以上となってます。

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箱。箱がけっこうかっちりと丈夫に作られていて印象はよかった。使い方説明の動画だとこれを台にしたりしてましたね。

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サイズは96x24x30mm 上の写真に写ってる部分の横が96mm。重さは70g。ちょっと大きめのライターくらいの大きさかな。

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正面。この写真でいう横が24mmで縦が30mm。大事なカメラ性能ですが最大解像度は1600x1200。192万画素てことね。最大フレームレートは640x480で30fps。最大だとすこしフレームレートが足らないなぁとは思う。が書画カメラとして使う場合はフレームレートはどうでもいいとも言える。けど動画に関していえば一世代前の性能っていってもいいよね。俺がいま使ってるウェブカメラはロジのC270ですが動画はあきらかにこっちのほうがキレイに見えます。
そういえば仕様中は緑と赤のランプがつきます。で通電だけなら緑のランプだけがこの正面はつきます。

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上部分。左の緑のボタンがシャッターボタン。真ん中がピントをあわせるフォーカスキー。その次がAFモード切替スイッチ。左のほうにスライドさせてCモードにすると自動でピントを合わせ続けます。CはContinuous(コンティニアンス)の意味。で連続でみたいな意味があります。
でSだとフォーカススイッチをおさない限りピントは合わせない。ピントあわせは付属のソフトウェアでPC上からもできます。Sは一応シングルのSのようです。

書画カメラとして動かないものに使うならこのAF悪くは無いのだが動くもの、ウェブカメラとして使うとちょっとピントを細かく合わせすぎて画面が落ち着かない。かなりの近距離撮影ができるようになっててピント幅が大きいからなんだろうがちょっと気になります。ウェブカメラとして使うなら手動ピントがお勧めかなぁ。ちなみにピントは真ん中だけにしかあわせられません。

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後ろ。ここで書けることは無しw

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下かな。スタンド用の穴とコード逃がしの溝がついてます。穴はただの丸じゃなく十字になってるんで刺さんないとおもって力いっぱいやらないように。しっかりとスタンドの十字と穴の十字をあわせましょう。

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スタンドにつけるとこんな感じに。伸びてる部分はプラスチックで台座が鉄のはず。で重さが405g。けっこう無茶な体勢にしてもウェブカメラつけてるだけなら大丈夫。

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てことでこのカメラで写した画像を。付属ソフトウェアでキャプチャしたもので付属ソフトウェア上でプラスの露出補正かけてます。画像サイズは原寸の1600x1200ですがちょっと重かったので編集ソフトですこし圧縮してますので実際よりすこし画像が悪くなってます。
カメラの画角は35mm換算で約35mmくらいのはず。ウェブカメラとしては広くも狭くもない標準的な画角。画質はどうですかな?人によってそれぞれだと思いますがまぁまぁかなと。室内蛍光灯のみであるならよく映ってるほうよ。ちなみに動画もこんなくらいの画質とおもってください。


大事な書画カメラとしての使い方説明してなかったな。てことで公式の動画みてねと投げっぱなし。英語ですがどういうふうに使うのかはわかっていただけるはずです。

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てことで書画カメラとして使ってのキャプチャ画像。すこしゆるいかなぁと思わなくもないが文字ははっきりと認識できる。こういう風に平らなものを真上からそのまま平らに撮るってのは難しいのよ。それが専用スタンドのおかげでこんな風にらくらく。
問題点はすこし焦点距離が長いこと。動画でもありましたがA4を全部写すとなると専用スタンドでは高さが足りない。A4用紙を写すってことが今の時代は多いと思うのでできればスタンドだけで全部写せるようにしてほしかった。画角を広げれば?ってことだがこれ以上焦点距離を短くすると歪曲収差がでまくると思うのでこれが限界よね。けど説明ってことをするなら写真くらいの距離で使うことが多くなると思うので大丈夫っちゃ大丈夫とも言える。
あと気になったのはライトの場所によっては資料が暗く写ってしまうこと。それにプロジェクターを使うとなれば暗いところで使うこともあるわけで、自分でライトは準備したほうがいいのかなと。

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とこれの売りのひとつは接写機能。こんな感じでレンズ前約5センチくらいまでよれます。ウェブカメラは基本的に寄れない製品が多いのでこれはけっこうすごいことなのよね。ちなみに普通のウェブカメラだと最短撮影距離は40センチとかになります。

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最大で写して500円玉がこんなくらいで写せます。俺が一眼で使ってるニコンの18-55VRと同じくらいの倍率かなぁと。いわゆるAPS-Cの撮像素子の一眼で1/3倍くらいの倍率。画質的にもまぁ悪くはないかなぁ。けどピントがちょっとづれてる気がするんだよね。この距離だとなかなか合いづらいですピントは。
ピントはAFがあるのはいいのだができればマニュアルで合わせれる機能があればよかったなと。
あと問題はこういう光沢のあるものだと写真みてわかるとおりカメラのランプが写りこんでしまう。テープでも貼ればいいだけだが接写に強いカメラを売りにしてるのならばここらへんは考えましょうよと。

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とふと思う。iPadでこの画面写せればいろいろと便利なのになぁと。とあるじゃない方法がってことで前に紹介したアプリのDisplayLinkを思い出す。いいですねぇ便利この上ない。勉強教えたりいろいろなことに使えそう。が
DisplayLinkのレビューでも書いたが超絶不安定アプリなもんで落ちる落ちる。最終的にブルスクでPCが落ちるというw まぁこういうアプリの完全な安定版があればいいだけですしできればこういう風なタブレット用のアプリを開発してほしいなと。

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てことでまとめますが書画カメラがほしかったのならばおすすめの一品。2万はたけーだろってことだが10万とか余裕でしたりするのも多いのよね。そこまでの性能はいらずこれでいいなら安いわけで。安いもの見つければ1万以下ですしコスパはいいと思う。
あとは手元を写すようなウェブカメラがほしいって言う人にもいいかと。付属ソフトに動画撮影機能はないですがいろいろなソフトでできますしスカイプなどにも対応してますのでやりかたはいろいろ。プラモ作成実況なんてしてる人にはいいと思うけどね。
普通にスカイプなどのテレビ電話で近く写さないっていうならロジのとか買ったほうがいいです。けどこれ見てこんなもんあるんだいろいろ使えそうって思った人もいるはず。そういう人は買ってみるといいんじゃないかしらね。
ちなみに本格的に使用するなら上の写真みたいなUSB延長ケーブルあるといろいろいいです。
そんなことで今はこんなものあるよ〜って頭の隅においておくといいことあるかもよ。
2012/9
P2V専用ケースとスタンドのレビュー http://momomhf.doorblog.jp/archives/1540005.html
P2V専用拡大レンズのレビュー http://momomhf.doorblog.jp/archives/1539898.html