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2009年発売のカブ110(JA07)からカブに採用されたのが2段クラッチシステムってもの。車でもバイクでもだいぶ増えたデュアルクラッチとはまったくの別物。構造なんてしらなくてもいいんですが適当に解説を。かな〜り適当なんでもっと知りたいという人はご自分でがんばって調べてね。

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ホンダ 2段クラッチシステムのページのプレスインフォーションより。
http://www.honda.co.jp/tech/motor/item-double-clutching/
まず2段クラッチ採用前のカブのクラッチシステムのクランク軸上の遠心多板クラッチの説明。
車もバイクもですがエンジン内部のピストンを動かしピストンにつながってるクランクの出力をクラッチを介してギアに伝え、でそこからチェーンやシャフトを通じてタイヤへと出力がつながる。
カブはハンドルにクラッチというものは無いバイク。なのでエンジンかけて回転数を上げないかぎりクラッチは切れた状態でクランク軸上の回転出力はギアへは伝達されないので走らないしエンストもしない。
でエンジンの回転数を上げるとクランク軸上にある振り子が遠心力で動き多板クラッチを押し付け接続して動力を伝達。
ギアチェンジの時はクラッチディスクを押して振り子をクラッチから離して動力伝達をカット。でギアチェンジできるようになると。

よくわかんねーよってなるひともいるでしょうねw 正直自分も理解するのに時間がかかりました。回転あがると振り子によってクラッチがつながり、ギアチェンジのときはクラッチごと移動させ伝達カットてことです。こういう構造なんでカブ独特もいえる「ガチャ」という音がギアチェンジですると。単純なような複雑なような。よく思いつくなてのが正直な感想かな。

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さて本題の2段クラッチ。発進用のクラッチはスクーターによく使われてるシュー式の遠心クラッチ。エンジンの回転があがるとシューが広がりアウターに接触して動力が伝達するってもの。
そしてギアチェンジは変速用の多板クラッチを押し動力を切断してギアチェンジ。こんな風にクラッチと呼ばれるものが2つあるんで2段クラッチて名前に。簡単に言えばスクーターのクラッチをバイクでは一般的なリターン式のギアくっつけましたよってだけ。
こういう感じなので発進はスクーターのようなクラッチのつながりで唐突なものはなくスムーズな発進ができ、ギアチェンジは普通のバイクのようなショックの少ないギアチェンジができると。
構造的に真新しいものは無くタイカブあたりではけっこう前から使われてたらしいです。

振り子の遠心クラッチのカブを乗ったことがないのでどちらがいいとか悪いとかは判断できないが、遠心クラッチのスクーターも乗ってましたし、リターン式も乗ってた俺としては2段クラッチの感触はなんの違和感もなくすぐに慣れました。
この2段クラッチでギア抜けだなんだって話をよく聞きますが3000キロくらい乗ってますがそういう症状はいまのtころ出てないです。

そんなことでこんな構造ってことでした。
2013/7