洗濯機で洗ってしまい調子がわるくなり俺がとどめさしてぶっ壊したW263。最後の晴れ姿?として分解してみました。分解というか元に戻せないので解剖と言ったほうがいいですが。
ウォークマンのWシリーズは防水構造。そういうこともあって分解できるようになってないと言っていい構造です。写真のように蓋を開けたら防水構造は無くなります。というか俺のは最初に書いたが聞くだけならできるという状態から再起不能になりました。263以外でもWシリーズは分解したら確実に壊れると思ったほうがいいかと。そういうことなんでやる人はほぼいないと思いますがやるかたは自己責任で完全に壊れると思ってやってください。
W263について詳しくは前に書いたレビューを参照してください。
http://momomhf.doorblog.jp/archives/1448698.html
まずどうやって分解するのということですがスキマから爪や細いものつっこんでの力技。ケースにはネジのようなものはなく両面テープと接着剤によりだいたいのものが結合されていてハメ殺しっていっていい構造。軽量化と小型化で防水ということを考えるとしょうがないです。
ウォークマンの蓋のところに爪のようなものが見えますが、かなり薄く外すとほぼ割れる。こういうこともあり一回蓋あけるともとの形に戻すのさえはかなり難しい。うまいやり方あるかもだが、どっちにしろ開けたら終わりのことが多いでしょう。
まず左側、電源スイッチが無く、ボリュームとシャッフルのボタンがあるほうから。見てわかるとおりバッテリー室という状態ですね。そういえば充電式の製品なんだからバッテリー入ってるよねって分解して気づいたっていう。かなり小さなリチイムイオン電池。容量はよくわかりません。
あと気になるところはケース回りの白いもの。これはコーキング剤のようです。ケースにスキマをつくりそこにコーキング剤を注入。蓋を閉めたときにすこしはみ出るような量を入れておきそのはみ出たものでスキマを埋め防水。けっこうなめんどくさい構造ですがこれなら中に水は入らないですね。
ボリュームやシャッフルなどの操作情報は銅線つかってコードで右側へ。コード根本はボンドのようなものでがっつり防水。
と根本のネジ付近はなんか錆びた感じに。水はここに入ったってことかな?それとももともこうなのかはわかりません。
バッテリー部分をめくるとこんな感じに。ソニーって書いた基盤がでてきました。でネジも出現。左の小さいネジが基盤を止めるもので真ん中下のネジはボリュームとシャッフルの基盤を固定するパーツを止めるもの。
基盤の右に黒い丸っぽいところありますがこれの下がイヤホン部分。イヤホンに水は入りますがそこから内部にはこういう風に穴ふさいであるので中に浸水は無し。基盤の下はコードがくっついてるだけ。
そういえばもしWシリーズが壊れたのなら分解してバッテリーは取ってリサイクルに出してってのがいいんでしょうね。
と説明書みたら自分で分解せず廃棄するときはソニーの相談窓口に連絡しろということだそうな。そんなことしてる人いるんでしょうかね・・・。
さて右側。電源スイッチ、再生、曲送り戻しなどがついたほう。開けるとまずこんな真っ黒なものがでてきますというか蓋にくっついて剥がれちゃうけど実際は。
この写真だと文字まったく見えませんが一番上の写真だと文字かろうじてよめるかな。サムソのKLM4G1EEHM-B101という4GBメモリを内蔵したICチップらしい。らしいであってよくわからず。たしかここに曲などが記録されるはず。で蓋外したときにこれも外れたと書いたがこれ一回外れてから完全に壊れました。これを動かさないように分解すればなんとかなる?まぁよくわかりません。
こういふうにボロンと簡単にはずれちゃいます。
その下はこんな。真ん中の黒い四角はマイコンだと思われます。詳細は不明。
中も黒い大きいのが一個。FidelixのフラッシュメモリかDRAMかがついてます。フィデリックスは韓国のモバイル向けのメモリを開発してる会社だそうな。さっきはサムソンでこっちも韓国。ここらへんは韓国がやっぱ強いってことでしょうかね。
黒いプラの裏は電源スイッチがあります。スライド式のスイッチなんでけっこう頑丈にガードされてるって印象ですね。ネジ外せば取れますがここで終了。小さくてつらいねん。
再生ボタンとかある横の部分は接着剤でパネルが貼ってあって無理やり剥がすと剥がれます。でゴムの板ががっつり貼ってある。防水とチクレットスイッチの役割をしてると思います。
耳のカバーのところは両面テープと少量の接着剤が。これも力任せで剥がれます。一回剥がすと戻せませんがね。
最後は蓋の裏で終了。
開けるまでどういう構造かよくわからなかったのですが、開けてみたらなんてことないというかこういう風な中身に決まってるわなと。へんにハイテクというかすごい技術というかなんか妄想しすぎてしまったようです。
最初にも書いてますがこんな構造なんで分解してしまえばほぼ製品として終わりです。それに分解できるような構造では無いので無理やりという方法になるので怪我などする危険性があります。こんな記事書いておいてなんですが、分解しないほうがいいです。
どうしてもやりたいってかたは完全に自己責任で。それが覚悟できないなら絶対やらないでください。あと当たり前ですがこんな状態にしたら保証は効きませんので保証があるうちは素直に修理にだしましょう。
2014/9