DSC_9270
購入価格14.200円(税送料込) 製品HP http://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1102422
モンベルの保温材なしの一番安いハードシェルジャケット。ハードシェル?て思う人もいるでしょうが基本的にはレインウェアと構造は一緒なんですが本格的な登山でも使えるように防風性能や耐久性を高め機能を追加したものと思っていいかと。
購入理由は冬用ジャケット&レインウェアとしてユニクロのブロックテック使ってましたが新しいのほしいなと物色。前から興味があった同じモンベルのレインダンサーで決まってたのですが同じくらいの価格のこれを発見。ゴアテックスじゃなくなるがハイドロブリーズでも問題ないのはサンダーパスパンツで実証済み。ならゴアにこだわらず防風防寒他がレインダンサーよりよさそうなこっちにしてみようかと。ちょっと安いし。色にかなり迷い女子ものも検討したが助言を受けてこれに決定。ちなみにこれは2014-2015モデルでマダーブラウンって色。ミディパーカは一回ガラっと仕様とデザイン変わってますが違うモデルになるとこれとまたガラっと変わる可能性があるのでご注意ください。

DSC_9271
【素材】スーパーハイドロブリーズR3レイヤー[表:70デニール・ナイロン・タフタ]重さ432g
生地は触った感じ薄い1枚のナイロンのように感じますがしっかり3レイヤー。三層構造になってるってことです。
表地は70デニールのナイロン。デニールってのは糸の太さや重さの単位。レインウェアなんかで多いのは40デニール前後。そんなことでよくあるレインウェアより1.5倍くらい重いというか厚いというかそんな表地。全体の重さもレインウェアからは150gくらい重くなってます。
しかし重い厚いっては感じなかったがよく言えばハリがある、悪く言えばゴワゴワした表地。写真みると本当ゴワゴワしてそうでしょ。まぁ撮り方が悪いというか悪く見せる撮り方俺うまいなとw それはいいとしてゴワゴワしてるってのは想定内だったからか、そこまでゴワゴワとは感じずいい意味でハリがあるなって印象。冬に買ったのもあるがこれなら雪でも風でも問題無さそうと。
アンチグリースナイロンは使ってないので表地はテッカテカな感じに。けどすっごいやすいナイロンジャンパーなんかのテカリかたじゃなくそれなりに高級感のあるテカリ。テカテカ感を気にする方もいるみたいだがそこまで気にしないでもいいかと。安っぽい感じには絶対見えないので。

DSC_9272
ひっくり返して裏側を。裏地はさらっとした手触りの灰色のタフタ素材。汗かいたりしてもくっついたりはしないです。縫い目はこれでもかとシールテープの処理がしてありきっちり防水防風。サンダーパスパンツの時も思ったがモンベルの刺繍の裏からシールテープするなら刺繍に最初からするなとw まぁ冗談ですがそれくらいしっかりとシール処理はしてますよと。ただし公式サイトに書いてありますがポケット内は完全防水とはいかないので濡れちゃだめなものは入れないようにしましょう。
と内ポケットが一つついてますので濡れちゃだめってのは内ポケット使いましょう。

DSC_9273
裏。まぁ裏もスキなくシールテープってことぐらいしか書くことがない。

DSC_9269
特徴的というか本格的なハードシェルの特徴とも言えるフードのことを。襟というかチンガードはかなり深め。鼻下まで余裕でかくしてくれます。裏側の当たる部分は肌触りのいいものなってるので冷たいとかそういうことは無し。
フードはトライアクスルフードというもので顔周囲、首回り、ひさしの調整ができて顔と頭にぴったりとフィットさせることが可能。
ゴーグルをかければ顔をまったく出さないことも可能に。ピッタリとフィットさせられるのでフードかぶった状態でヘルメットをかぶることもできました。ただしバイクのジェットヘルメットみたいのかぶるとクビが動かしづらくなるのでご注意ください。

スタジオセッション-2294
フード後ろ部分の調整機能はこんな風に。上のベルクロがひさし部分でコードがクビ回り。顔周囲の調整がちょっとコツがというか生地の中にあるコードロックを押して引っ張るというやりかた。最初ちょっとわかりづらいのよね。
きっちりとフィットさせれば風でも雨でもへっちゃら。問題があるとすればそこまできっちりかぶるとすごい暑い。眼鏡もガンガン曇る。フードを使わないんだと取り外せないので邪魔と思う人もいるかも?とそこまでフードは邪魔にならず襟がものすごい高いのでそっちが気になる人が多いはず。

スタジオセッション-2293
ハードシェル特有の機能でこれがあるからこれを買ったといってもいいピットジップ。脇の下から上腕にかけてファスナーがついてましてここを開けることにより中の熱気を素早く換気。透湿素材といっても蒸れる時は蒸れるし暑いけど脱げないてこともあるわけで。そういうときにこういう温度調整機能は便利。
効果はどうなのってことですが無いよりはいいのかな?くらいですかな。今真冬なもんでいい感じのテストができないのよな。まぁ無いよりいいってことで。
このファスナーの上げ下げがしづらいってのをどっかで見た気がしたがそんなこともなく。ただしちょっとコツは必要。まっすぐファスナーを上げ下げすれば軽いんですよ。で脇の下のファスナーなんて上げ下げ慣れてる人もそう多くないわけで。なんか硬いなって思ったらまっすぐ上げ下げするように意識してやってみてください。
ファスナーの話でついでにですが、ピットジップに限らずジッパーは全部止水ジッパーになってますが重い感じはなくとても開け閉めしやすいです。

スタジオセッション-2296
当たり前ですがナイロンは低温でかけるのはOK。

スタジオセッション-2297
スタッフバックが付属します。ゴワゴワとか書いてますが丸めたりするのに問題は無し。スタッフバックの使い方は昔に書いたのがあるのでそれ読んでおくといいかもです。

さてまとめ。けっこういろいろ不安で届くまで心配だったんですが今は大変満足してます。何がいいってやっぱりあったかいですね。あったかいっていうと語弊がある気がするが防風性能はレインウェアから一段上がりますね。表地40デニールはサンダーパスパンツで体験済みですが氷点下超えてきて風が強いかバイクに乗ると表面の冷たさを感じるのですが70デニールのこれだとそれがかなり緩和。懲りずに冬バイク乗ってますが上はこれ着るようになって一枚インナー減りました。長い襟もよくてというかこれの効果がかなりあって冷気が入ってこずついでに自分の体温を逃がさない。冬になるとずっとネックウォーマーしてたのですがこれ着る時はしてないです。バイクの時は一枚口隠すようにつけてますが。あとは細かいところ、袖だったりチャックだったり作りがよく大変満足。

不満点も書きますか。まず襟がでかすぎる。防風効果が高いのでしょうがないが襟をあけてって着かたするとちょっとね。これもしょうがないところだがフードが取れないのがね。
あとは腕まわりがちょっとゆるすぎるかなと。基本的に重ね着して一番上に着るものなんですこしゆったり目に大きく作られてるんですが腕部分がやけにゆるくダブつく。ピットジップのためってのもあるんだろうがちょっと気になるところ。そしてこれもしょうがないことだが表のサイドポケットがちょっと上についてるので手を入れづらいてことかな。この手の本格的なものだとポケットがすこし上だったりサイドがなく胸ポケットだったりしますがそれは腰にハーネスだったりバックパックの腰ベルトなんかでポケットがふさがらないようにって意味があります。あとは色とデザインか。デザインはしょうがないとしても色はもうちょいなんとかならんかなと。登山だといいがタウンユースではちょっとね。サイズ感ですが今M着てるならMって感じでいつもより大き目や小さ目を買う必要は無いと思います。色が〜って人は女性用も候補に入れましょう。身長が低い人なら女性用でも問題ないことが多いので。モンベルにあるサイズ表をよく読んできめてください。

こんなですかな。こんな価格ですが機能的には数万するハードシェルと遜色ないって高いの着たことないのでわからないがこれ以上の防風防寒効果ってのも考えづらいところ。
レインウェアやそのたナイロンパーカー系を冬に着てる人でもうちょっとあったかいものという希望があるならいい選択。
けど忘れちゃいけないのが低価格とはいえ本格的なハードシェル。襟がでかいなど東京みたいな地域だとタウンユースで使うには少々オーバースペックといえるかも。そういう地域ではレインダンサーやストームクルーザーなどゴア仕様のレインウェアのほうが何かといい気がします。
あったかい地域でも登山用など本格的な使用するっていうならいいですけど。バイク用というにもいいと思いますね。安心感はけっこう違うので。
と寒さについて書いてますが冬用ってわけでなくオールシーズン用。真夏以外では何も問題は無いと思いますよ。真夏での使用は経験したら書きたそうかなと思います。

そんなことでコスパは最高のハードシェル。デザインが許せるならおすすめです。
2015/1