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購入価格2.945円(税送料込 amazon)製品HP http://www.kanzawa-samurai.co.jp/item_category_details/index/32
庭の木に登って枝を切らないといけなくなり、登るとき楽なので鞘というか腰につけるホルダーがあるノコギリがほしいなと。
かなり厳しい状態での剪定になるので荒くていいので切れ味優先で無理ができる丈夫なものと探してたら出てきたのがこれ。
SAMURAIってロゴがなんかうさんくさい深夜通販でやってるような商品に見えますが神沢精工ていうちゃんと日本の会社の製品です。もともと海外で展開してたものを日本に持ってきたってことでこういう感じみたい。

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まずはノコギリ本体のほうを。一撃は曲刃。基本的には曲派のほうが高い枝なんか切るのはやりやすい。そして曲刃でもかなり先が細くなってるタイプ。こういう形状だとなんかいいことあるのかはよくわからず。まぁかっこいいのでいいですがw
一撃だとプラと木の柄があるんですがプラのほうが20gほど軽いようです。けどやっぱり木の柄よなぁと。アマゾンの在庫状況見てると木の柄のこっちほうが断然売れてたり。
あとは目立てもこのノコギリなら可能。長く使うことができるってことですね。

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全長はだいたい50cm。330mmの刃となってますが写真のとおり柄からでてるのが330mm。300mm越えのノコとかなげーよと某氏に言われたが俺にはちょうどよかったですな。ホルダーで腰に下げても登りや歩きで邪魔になることもなく。長いかなって心配はしなくていいと思います。

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ちょっと写真がわかりづらいですが刃の厚み(板厚)は1.2mm。普通の木材用のノコギリ、前に買ったライフソーで板厚は0.6mm。よく見る感じのノコでだいたい0.5mm前後の厚み。枝打ち用だと板厚は1.0mm以上は欲しいですね。無理な体勢で使うことも多いので硬いほうが楽なことが多いので。
でこの1.2mmは厚すぎず薄すぎずでちょうどいい感じでした。やっちゃいけないが枯れた細い枝なんかはナタみたいにバッサバッサと払い切るなんてこともできる丈夫さ。

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ライフソーの話が出たんで並べて撮った写真も。ライフソーは刃渡り265mmなんですが330mmの一撃とあんまり長さ変わらなく見えるっていうね。曲刃だからなのかね。

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ホルダーの話も。表側は一番上の写真で。ホルダーに開いてる穴二つがノコギリの刃を柄に固定してるネジがひっかかりロック状態に。
素材は普通のプラ。注意して刃のないほうを沿わせて入れれば傷はつかないが作業しながらだとそうもいってられず。ホルダーが傷ついてしまうのはしょうがないと思いましょう。

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ベルトループ部分。ホルダーとループの付け根は可動するんですが15度くらいしか可動せず。ナットゆるめるともっと可動するのかしら?やってないのでわからないというかあんまりブラブラしても嫌なんでこれで俺は問題なし。

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ワンタッチでベルトループ部分だけ外れます。ノコギリ今いらないけどベルトから外すのめんどくせーって時便利。取り付け取り外しに何の問題もなかったです。

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試し切り。いや実際は一通り使ったあとですが。製品HP見ると20〜120mmの枝に対応となってます。で手頃なそれなりの枝があったので切ってみました。直径9cmというか90mmか。これくらいの太さからノコギリで切ろうかな?やめようかな?って迷うくらいでチェーンソーあるとそれ使うかなぁとか思うサイズ。木は赤松。赤松って硬い?柔らかいいってるところ硬いいってるところがあるんでなんかよくわからず。個人的には中間って感じですがね硬度は。
このくらいの太さは一撃にとっては大好物の太さ。安定したところなら5秒もあればサクっと切れます。安定してなくてもちょっと時間かかるが左手でも切れます。120mm以上の太さはまだ切ってないが対応幅以内であればいろいろ気を使うチェーンソーより速いといっても過言ではないです。
20mm以下の細いのが苦手とよく書かれますが2cm以下とかどうでもいいがな。キレイに切りたきゃハサミでもいいわけで。ちなみに細いのが切れないわけでないです。折れるような状態になりやすいてこと。剪定だと問題だが伐採ならそれでもいいわけで。

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切り口。左が一撃。右がライフソー。切り口がキレイじゃないんですよってこの写真を撮ったのだがライフソーのほうが切り口がひどいっていうね。
このくらいの太さ、直径10cmくらいになってくると切り口のキレイさは切る速度と刃のブレなさってのがけっこう大事に。
一撃だと5秒もかからずと書いたがライフソーでどれくらいかかったけ・・・後半もう嫌になったのだけ覚えてます。
ライフソーのほうは切っていくうちに切りづらくなるというか刃が重くなりすぎるので切る角度を変えたりなんだりでついでに無駄な力がかかってこんなギザギザな断面に。
逆に一撃は一気に切り落としてるのでこんなにキレイってね。断面の上側、切りはじめってのが汚いは汚いが問題は無いかと。それなりの太さの枝を切るのならば断面が汚くなるかもって心配はしなくていいかと。
ちなみに新品だからってことを言われそうだがそれなりに使ったあとです。そして断面のなんか青いのはオイル。

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アサリと板厚の話。板厚は右のライフソーが0.6mmで一撃が1.2mm。で一撃はアサリが入ってます。アサリってのは板厚以上に刃が横にでてて、板厚以上に切り口が大きくできるようになってるもの。板厚以上の切り口に自然となるので木材切ってて刃が挟まって後半切りづらいってのが少ない。
てことで写真みてわかるとおり板厚以上に切り口の幅の差ってのは大きい。後半がこんなに楽なノコってのは初めてかなぁというくらい楽でしたね。地上10m近くで利き手の逆の手で躊躇なく切れましたのでね。安心感と切れ味は絶大です。

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さてレビュー。刃の丈夫さと切れ味にとても満足。高いところでの作業で信頼できるノコギリかどうかってのは作業効率以前に命にかかわってくるわけで。大げさですが命をあづけられるノコギリ。書きわすれてたが腰へホルダーつけた状態でものこぎりの出し入れはしやすかったです。グリップについても書いてなかったか。グローブつけた状態では何も問題なく。握りやすく力入れやすくすっぽ抜けたりもせず。素手でも問題ないはずですが何かしら手袋みたいなのは使いましょう。
あとはかっこいいのよなぁこれ。むやみに納刀抜刀繰り返してみたりなんだりしてしまった。そしてSAMURAIなんて名前が厨ニ病を呼び起こさせる・・・。子供なんかに見つかるとへんなことしそうでちょっと怖かったり。

そんなことでホルダーつきで太いの切るためのノコお探しならおすすめだと思います。細い枝をキレイにというなら他に適切なノコがあるのでそちらをどうぞ。キレイに切らないなら細いのもこれでも十分ってのも覚えておきましょう。

あとはアマゾンで買うとなるとけっこう品切れします。がすぐ在庫は復活。なかなか在庫復活しないってときは最初に出した製品HPの神沢精工のHPから購入できます。たしかここで買うのが一番安いのよな。店舗では見たことなし。自分のあったところで購入してください。
2015/7