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ニコンのD7200だとグリップとマウントのへこみの間にあるPvって書かれてるのがプレビューボタン。D90だとD7200のFnボタンのところにありました。
正確には被写界深度のプレビューができるボタンてことですな。 写真撮る前にレンズの絞り羽を動かしてピントがどこまで合うのか、どこまでボケるのかってのを確認するボタン。内蔵フラッシュやスピードライトのモデリング発光とも連動してたりします。モデリング発光てのは被写体がどんな風に照らされるかってのを撮影前に知るためのテスト発光。
まぁフィルム一眼の名残といっていい機能。撮ってすぐ確認てのができないフィルムのための機能とも言えます。なんか説明終わっちゃった感じですが、どういうものかとかデジタルの今必要なのかみたいなの書きましょうかね。
 
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写真はD90にタムロン90mmをつけた状態。タム90なのは絞り羽が大きいので説明しやすいから。
絞りのところで説明してるのですが一眼レフのレンズには絞り羽て機構がついてまして、その羽が閉じることによってピントの合う範囲ってのを調整できる。羽が閉じれば閉じるほどピントの合う範囲、被写界深度は深くなるってことです。
と羽が絞られるってことは光が入る量は少なくなる。そうなると起こる現象はシャッタスピードが長くなることと、ファインダーが暗くなって見えづらくなるってこと。
写真を撮るうえでシャッター押した時だけ絞りが動けば問題が無く、それ以外では絞りは開放状態であったほうがファインダーが暗くならず便利。ってことで昭和30年代に販売されたのが完全自動絞りのカメラ。そこから半世紀以上たち一眼レフとしては当たり前の機能として今でも使われていると。
てことで今の一眼レフを写真みたいに前から見れば絞り羽というのは見えないこんな状態になってて、ファインダーからのぞいたものは絞り開放の状態のものってことに。

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でシャッターボタンを押した時しか動かないレンズの絞り羽を手動で動かして撮影状態を事前に見ようってのがプレビューボタン。なんかアナログな機能ですが今の一眼レフだと電源入ってないと動きませんので試すなら電源はオンにしてくださいね。ちなみに写真のでF22の状態です。ついでにファインダーからLED懐中電灯で光送ってるので白く光って絞り羽が見やすいですが普通だと見えづらいです。

開放
てことで実戦というか実写というかそんなことを。左がプレビューボタンを押したときのファインダーを実際に撮ったもので右がその設定のまま撮った写真。これは絞り開放でF3.8かなたしか。
まぁ絞り開放なんでプレビュー押してもファインダーの見え方は変わらないいつものファインダーの見え方なんですけどね。
レンズや焦点距離や絞りによって結果は変わるのかもだがこのタム90の場合だと実際に撮った写真のほうがボケは大きいですな。というか撮った写真のダンボーの顔怖いよ。

f11
次は絞りをF11にして撮りました。ファインダー内の写真はだいたいこれくらいの明るさってのをがんばって再現して撮ってます。
F11くらいにするとこのくらいファインダーは暗くなります。被写界深度どうこう以前に背景は見づらくて撮りづらいってレベルに。けどボケかたは開放のときよりはプレビューと実写の差が少ないかしら。

F22
デジタルだとここまで絞ることはほぼ無いですがF22まで絞ってみました。レンズによってはこれが最大絞りってのも多い。
ここまでくるとプレビュー押しちゃうとほぼ真っ暗。ファインダー内撮ろうとして暗すぎてAF合わなくて大変でした。ボケかたは同じくらい?もう暗くてなにがなんだがよくわからないですね。

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さてこんなのがプレビューボタンを押しての被写界深度プレビューってもの。APS-Cだからってのもあるが個人的には使い物になんねーしいらねーよってのが本音。実際昔にフィルム使ってる時から使ったことない。とくにデジタルになってからはプレビューボタン押す暇あるなら一枚撮ってしまいモニタで見たほうが速いって話。モニタ見たほうがボケ以外にも露出もピントの確認もできますからね。拡大表示もできますし、ついでに撮ったほうがプレビュー押すより正確ってね。
プレビューボタンを押してボケを確認して撮ろうみたいなことが一眼レフの入門書なんかに書いてあることが多い気がしますが、そんなめんどくさいことしないでも撮ってモニタで確認しましょうってのが俺の考えだしデジタル時代に合ったやりかただと思います。自分に合ってるというなら使うのもありですが合わない使いづらいというなら無理に使うことは無い。

じゃーなんでそんなものついてるの?ってことですよね。まぁニコンだと入門機と言われるものにはついてないですが、ついてる理由をあえて書くならフィルムの名残でフィルムから移行した人が戸惑わないようにってのもあるし、それよりも他の機能を割り当てるショートカットボタンとして使えるからってのが大きいかな。ショートカットボタンのついでにPvの機能もつけたってのが正確なのかもです。
あとはレンズの絞り羽の動作確認には使えますのでってそれが一番いい使い道なのかもです。そんな感じでファインダー内の撮影の仕方って記事作ってて、プレビューボタンの記事も書けるかって思いついたので書いたってだけのものでした。
2015/12