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販売価格17.800円(税送料込 amazon)製品HP  http://www.ipevo.jp/ziggi_plus 
数年前からレビュー依頼をいただいてるIPEVO様から新しい書画カメラが発売されたのでレビューどうですかってことでレビューさせていただくことに。 ちなみにIPEVOではレビュアーを募集されてますので興味があるかたはぜひ。
資料なんかをプロジェクターに大きく写してプレゼンなんかするためのOHPのカメラバージョンが書画カメラ。書画カメラのレビューも今回で4台目。デジカメのレビューより多い気が・・・。それはいいとして約3年前にレビューしたZiggi-HDの高性能バージョンというかグレードアップバージョンというか、カメラの性能がグっとアップしたのがこれってことで。そんなことでいきますか。

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Ziggi-HDからデザインに大きな変更はなく。色がグレーになったのが一番大きな変更でしょうか。台座の大きさは12.5x8.0(cm)。台座は金属が中に入ってると思われすごい重くなってて重心が下にきてアームをどんな感じにしても絶対倒れないです。
USBコードは約140cm。ノートPCの場合は短いってことは無いがデスクだと短いと思う場合も。そういうときは延長コードでも使いましょう。
これは前からIPEVOの長所とも言えますが質はバツグンによい。コードとめるバンドまで質がいい。
頭がカメラ部分。 ここらかの操作もできますがPC上でも全部の操作は可能です。

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これも今までと同じですがアームは伸縮可能でカメラ部分も回転するので置き場所に困らず撮り方も自由自在。
昔からこのアームがかなりのお気に入り。このアームだけ他のウェブカメラ用の台座として売ってくれないかなって思うくらいです。付属品は本体とアンチグレアシールドだけです。

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いきなりの実写編。今回からソニー製のCMOSを使ってるそうです。性能は静止画で3264x2448で約800万画素の動画でフルHD30fpsが可能に。ソニー製の撮像素子が高性能カメラの代名詞となる時代がくるなんてデジカメ黎明期からデジカメ使ってる身からするといろいろと感慨深い気が。
それはいいとしていつものようにA4サイズのもの試写。A4・・・っていつも手元になぜかあるのがジャパネットのカタログってのがなんとも。

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 IPEVO Presenter (5.1.0.55)という専用ソフトをで見た状態のスクショ原寸。俺のモニタがフルHDなんでそのサイズです。
Presenter は相変わらずいいソフトで完成度がより高まったと感じますね。
ここでのラグであったりフレームレートが問題だったんですが今回はほぼ問題無しでリアルタイムに画像を映し出してくれます。最高画質時(3264x2448)だと15fpsに落ちるってことですがラグはほぼ変わらずなのでフレームレートが落ちたのはあまり気にならずで操作に問題なし。
ここにラグがあると資料をいい位置にするのにすごい苦労するというかイライラがMAXになるんよ。それが無いのは本当いいこと。

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画像が大きいですがPresenterで記録した3264x2448の最高画質の画像を。デジカメ並とまではいかないかもだが室内の撮影ブース内っていう微妙に暗くよい状況でない中ではかなりよく写っているかなと。
ISOがどれくらいとか確認できなかったですがかなりISOも高めのはずですがそれにしては十分な画質。
前までのだとへんにコントラストが高くシャープネスがきつい感じで撮れたのですがこれは自然な感じでいいですね。ちなみにちょっと暗めですが露出はソフト内でリアルタイムで写しながら簡単に変更できます。

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ソフト上で最大倍率の約12倍にして表示。最大画素数以上にたしか拡大してるのでモアレというかノイズというかそういうのが見えますがそれでも文字がしっかりと認識できるレベル。デジカメ並とまではいかないってさきほど書いたが拡大耐性はデジカメ並かものによってはそれ以上とも言えるかも。

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ノイズが気にならないレベルの拡大となると4倍くらいが限界かなぁと。これくらいでもプレゼン使用というなら十分ですけどね。拡大したものはマウスで簡単に動かせ好きなところを拡大表示に簡単にできます。

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前のモデルはA4を横で撮るとギリギリの焦点距離だったんですがけっこうな余裕が。アームの高さもまだ余裕ってことでA4見開きいけるんじゃね?とテスト。

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てことでちょっと斜めですがA4見開き全部を写すことに成功。A4の縦で見開きってのは教材なんかではよくあるし資料なんかでもよくあるパターン。なにも無しでここまで写せるなら申し分ないですな。

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普通のウェブカメラとしても使用は可能。スカイプでもこのようにしっかり認識します。前のZiggi-HDでもウェブカメラとして使えなくはなかったんですが画質にちょっと違和感があったんですが今回はそんなこともなく。かなり普通のウェブカメラレベルにはあります。会社の会議通話用とかそういうのなら普通に使えるかと。

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ついでにマイクもついてます。とこの手のマイクはロクでもないことが多いがこれは意外にいいマイク。この手のカメラについてるマイクはこもったりなんだりするんですがそういうこともなくクリア。集音性もいいみたい。これも普通に使えるレベルってことですな。

さてレビュー。もともと低価格で完成度の高い書画カメラでしたがカメラの性能アップにより、より完成度をましたというかひとまずの完成形とも言えるデキじゃないかなと。
広くなった画角とカメラの性能アップは思ってる以上の効果がありました。形だけの画素数でなく使える画素数で拡大耐性が高いのもいいですな。ラグがほぼ無いのもいいです。ソニーの力は偉大ってことでしょうかって俺が書くとなんかトゲがあるように読めるな。
AFについて触れてない気がするがこれはそこまで大幅に変わった気はしないが問題は無い速度と精度。前あったか忘れたがソフト上でマニュアルフォーカスもできるのよな。ピン固定って場合が多いのでMFがあるのはいいことで使い安かったです。
マイクつきウェブカメラとしても問題ない性能で書画カメラ以外でも活躍できるかと。アームつきのウェブカメラは置く場所選ばないので本当便利。
専用ソフトも今に始まったことではないが直感的に操作ができだれでも簡単。あえて問題点をあげるならライトがついてればなってことくらいかしら。まぁデスクライトなどと併用すればいいだけですがあって困るものでもないので。内蔵となるといろいろ問題でそうなんでオプションで取りつけられるようなのあるといいなぁなんて思いますね。

そんなことで相変わらずのコスパがよく使い安い書画カメラ。書画カメラがほしいならまずこれを選択肢に入れてほしいですな。
2016/2