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購入価格3.110円(ヨドバシ)製品HP http://www.slik.co.jp/compact-series/4906752245842.html 
2016/4/22発売のスリックのスマホホルダーがついてるミニ三脚。
スマホ買ってからスマホホルダーは欲しいなとは思ってたのだがコレと言ったものがないし欲しいといっても必要ではないのでずっと保留。で一眼がD7200になりスマホでライブビューできるWireless Mobile Utilityが使えるように。これで撮りたかったが諦めてたアングルからも撮れるなと。でローアングル用にミニ三脚ほしいとなり。プロミニ持ってたがあげちゃったので無し。プロミニ持ってたとしてもでかいので小さいのが欲しかったのよな。でマンフロットのPIXI系で決まってて購入する気だったが、桜のマクロ撮影をしてましてWireless Mobile Utilityで楽々なんて思ってたんですが、カメラ乗せた三脚をいい位置に動かすわけですが、それをスマホ見ながら位置決めしたいのだが片手で三脚動かすのがつらく、両手で三脚動かすとスマホが見れないっていうバカみたいなことに。
これじゃせっかくのWireless Mobile Utilityがうまく使えないとなり、解決策はいろいろ思いついたがスマホホルダーが無いとどうにもならないとミニ三脚は保留してスマホホルダーを物色しなおすことに。前に決まらなかったので今回も決まらないわけで。そんな中デジカメウォッチの記事でこの製品の発売を知る。
スマホホルダーもミニ三脚もついてて、ついでに俺愛用のスリック製で値段も手頃。これしかねーで即決。値段が安くて即納がヨドバシだけだったのでヨドバシで。
そんなことで発売間もない製品でレビューが少ないのでいつもより写真多めで詳しくお送りいたします。

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パッケージ裏が説明書というか商品説明と保証書。パッケージの写真もですし裏の説明も英語混じりで海外向けな感じ。このまま海外で売るんでしょうな。スリックって海外での評価はどうなんだろうか?というか売ってるのかどうかすらもよーわからん。

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商品内容はスマートフォンホルダーとミニ三脚というか公式HPではテーブルポッドとなってるもの。現在販売されてるのは三脚の足の色が黒のこれだけですが5/30には白、赤、緑の足の色のものが発売に。
俺は他の色が販売されてても黒買いますがね。色が出る場合が〜とかもあるが、三脚系は黒が落ち着くので。

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まずは三脚というかテーブルポッドを。この状態で長さ約13.5cm。重さ約125g。素材はアルミダイカスト。耐荷重は2kgですが30kgの重量がかかっても変形しないってことだそうな。30kgのカメラ機材乗せても大丈夫てことでは無いのでお間違いなく。三脚が曲がらなくてもそれなりの重量のカメラ機材になるとバランス取れなくて倒れるのでこの足の長さだと。三脚の耐荷重てのは重さに耐えられるかどうかよりも、バランスが取れる重量の範囲って思ったほうがいいです。
この値段のものしてはしっかりとした三脚。仕上がりもいいですし、質だけでいえばプロミニよりよい。これなら一眼でも躊躇なく乗せられます。

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あれなんで横にしたの撮ったんだろ俺w SLIK MEMOIREってロゴは一本の足だけに入ってます。

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上というかカメラ乗せるところ。ネジサイズはU/1/4でいわゆる小ネジで現在のカメラについてるネジ穴サイズで、三脚関連に使わてる規格のもの。カメラはもちろんですが、他社の三脚穴がついてるものならばなんでも取り付け可能です。
台のサイズは直径40mm。大きくもないが小さくもなく、いろいろ乗せるのに問題ないサイズ。でスリックだとおなじみのコルクが敷いてあります。

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下から。足先にはすべり止めのゴム。

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広げました。この状態で高さ約5cm。

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脚の取り付け部がそれなりにきついのでこんな感じで中途半端な位置で立てることも可能ですが、メーカーが想定してない使い方になります。取り付け部はそれなりにキツイってだけで固定はされてないのでカメラ乗せて倒れる可能性は高い。
こういう使い方ができなくはないがやるならすべて自己責任ですし、仕様の耐荷重2kgにはならないてのは覚えておいてください。

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上から。最大幅約23cmになります。それなりに置く場所は必要。

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下から。脚には肉抜き穴が。組立時のネジ穴みたいなのが潰してあるので分解は不可能。

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カメラ取りつけてみましょう。三脚穴に刺して、Dリングを回して固定。コイン用のマイナスの穴もありますがDリングだけでも十分固定可能。

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うちで一番重い組み合わせ。D90+バッテリーグリップ+タム90。これで約1.4kgかなバッテリーも満載なら。
当たり前ですがびくともしません。注意点はレンズがこれくらい長いんだと足は一本前に出してねというか三脚ってのは脚一本が前のほうにってのがカメラ乗せる時の基本ですので。
超望遠系だったりF値の大きい望遠つけてないならどの一眼でも問題は出ないと思われます。超望遠でも三脚座につけるなら問題はでないと思いますが。

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カメラが取りつけられるので当たり前ですが雲台も取り付け可能。ミニ三脚で取りつける人がまずいない3WAY雲台つけてみました。これはSH705Eてもの。
使えなくはないですが、上下に動かすパン棒が下に引っかかるので実用的ではないですな。
 
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お遊びはやめて、ミニ三脚につけるなら雲台は自由雲台ですわな。これに合うのだとスリックならSBH100クラスのものなんですが、すぐ取れるところに無かったので愛用のKTSのPRO40を。この雲台みるたびになんでKTSなくなってしまったの・・・と残念でならない。
とこの雲台の耐荷重は6kg。こんな感じの中型雲台を乗せても問題は無いですな。

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テーブルフォトなんかだとこんな感じの撮影になることはよくあるかな。こんな状態でもまぁまぁ問題なし。まぁまぁってことで写真右側、カメラがナナメの方に押すとちょっとグラっとはきます。押すとってことで押さなければこれでも問題は無し。

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さきほど書いたように足を中途半端な位置にしての使用も一応可能。しかしメーカーが想定してる使用方法ではないですので倒れる可能性は高いですのでやるなら自己責任で。

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スマートフォンホルダーにいきましょう。この状態で長さ約12.5cm幅3.8cm。重さは60g。素材はほぼプラ。プラといってもかなり硬くしっかりしたもの。耐久性はかなりありそうです。

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PUSHってのを押すとスマホを固定するホルダーが出ます。丸に溝があるものを回すと緩んだりしまったりしてスマホホルダーが動く。2つ見えますが二軸てことですな。

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ホルダー可動部のネジは金属製なんで耐久性は大丈夫。ネジがプラだと本当すぐ終わるんでね。こういうところちゃんとしてるのはさすがスリックというところか。

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ミニ三脚や雲台に取り付ける部分。サイズはU1/4で小ねじですのでカメラの三脚ねじに対応してるものなら取り付け可能。ここもネジ部分は金属にちゃんとなってます。

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ミニ三脚に取り付け。この状態で高さ17cmくらいか。取り付け方法はカメラなど乗せる時と同じ。

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可動はスマホのカメラがあるほうが前として、前に約45度。後ろには脚につくくらいまで。写真を撮るとなるとまぁ問題ないのかな。俺はサブモニタとしてというのでちょっと可動には不満だったり。ちなみにネジ外してひっくり返して取り付けということができ、前後の可動を逆にすることも可能。これは仕様ではないですので自己責任の改造です。

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左右ってのはどちらにも平行以上に。スマホを横から縦というのは問題なくできます。

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PUSHをおして上側のツメをだすとこんな状態。水平じゃないですがこれが仕様で壊れてるわけじゃないです。
挟める厚さは8.9〜15.2(mm)とアマゾンには書いてあるが公式HPや説明書には記載なしw まぁ今販売してるスマホなら問題ないはず。

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スマホを挟む方法はシリンダーみたいなのを伸ばして、バネが入ってるのでその戻る力で挟むってもの。下の二本の爪にスマホのせて伸ばしながら挟むって感じかな。
幅7cmくらいまではいいがそれ以上だとバネが強いので挟むのけっこう大変。こういうのじゃなくてギア式みたいなのほうが楽だと思うのだがね。まぁ挟めないことないですし固定力もしっかりしてます。

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対応する幅は3.5〜6インチとなってるが思いっきり引っ張っると10cmくらいまでは挟めるみたい。ただしそこまで伸ばすとバネがものすごい強くなるんで大変。現実的には9cmくらいまでだと思う。

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スマホ挟んでみました。機種はアローズF01F。5インチ液晶で幅70mm厚さ10mm長さ140mmてもの。これくらいのサイズが一番適してるのかなぁとは思う。

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反対から。ベゼルのところでちょうど爪が終わってるので画面は全部きっちり見える。

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厚さ1cmでこんな。やっぱり1.5cmくらいが限界なんだろうな。

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上からも。サイドボタンがあっても爪が細いのでボタンさけての装着が可能。あと挟む力強いので真ん中じゃなくても問題は無いですのでそういうつけ方も可能です。

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スマホを縦位置に。脚の間に入れないとできないのでそこらへんは注意。

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自由に楽にというならやっぱり自由雲台はあったほうがいいかなとは思う。まぁこの雲台がでかすぎるが、小型のものでもかさばるのが問題ですが。

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俺が考えてたサブモニターとしての取り付けを。LD1000のブラケットを使ってスマホホルダーを連結。この状態で三脚に乗せスマホ画面見ながら三脚動かすてことですね。

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花なんかを上からマクロでみたいな感じはこんな風に。使えなくはないがちょっと可動がな。まぁ自由雲台つければいいだけですが。

さてレビュー。正直いって万能性は低い。耐荷重の問題がでるが自由雲台がついたモデルのほうがいろいろ楽だし最終的にお得。逆に言えば、自由雲台がついてないシンプルな脚だけですので限界ギリギリのローダウン撮影もできますし、雲台いろいろ持ってるならカスタマイズも余裕。ありそうでないのよ一眼もいける剛性がある脚だけっての。そういうの探してたというならアリ。
スマホホルダーは普通かしら。いろんな製品の評価みてると普通に使えないものも多いのである意味普通はいい評価とも言えるかも。

こんな感じですかな。スリック製でこの価格でこの質であるなら十分お買い得。個人的にはスマホ用三脚というより、ホルダーとミニ三脚のセットで使い方はその人次第という製品なのかなと。ライトな使い方から俺みたいなむちゃくちゃな使い方まで対応する懐の深さがあるそんな製品。これならこんな使い方もできるな〜あんな使い方もできるな〜って想像力がわいたのならば購入してみて損はないのかなと思います。
2016/4